「フォルティス中国環境関連株式投信」が設定、中国株式&環境関連運用チームを活用(1)

 フォルティス・アセットマネジメントは09年12月18日、「フォルティス中国環境関連株式投信」(追加型/内外/株式)<200912180D>の設定・運用を開始した。今後の中国の持続的な経済成長に欠かせないとみられる「環境」関連に投資、同時にフォルティス・グループの環境関連テーマ専門の運用チームが助言を行うなど、フォルティス・グループの調査リソースを活用したファンドとなる。販売会社は野村証券。09年12月25日時点の純資産額は742億9800万円。年1回(12月10日)決算。

 「フォルティス中国環境関連株式投信」は、環境関連の事業を行う中国企業の株式(中国A株・B株・H株・レッドチップ株、香港株式、台湾株式など)から、中国からのビジネス収益が重要な部分を占める企業の株式に投資する。実際には、「フォルティス フレキシー3 エクイティ グレーターチャイナ エンバイロンメンタル」(円建て、ルクセンブルグ籍)と、「フォルティス日本短期債券ファンド(適格機関投資家限定)」の2ファンドに投資するファンド・オブ・ファンズの形式を採る。
 また、同時に「フォルティス中国環境関連株式投信 マネープール・ファンド」(以下、マネープール・ファンド)を設定。こちらは円建ての公社債を中心に投資し、安定した収益の確保を狙う。「フォルティス中国環境関連株式投信」とマネープール・ファンド間ではスイッチングが可能だが、マネープール・ファンドから「フォルティス中国環境関連株式投信」へのスイッチングには手数料1.8375%(税込み)がかかる(マネープール・ファンドへのスイッチング手数料は無料)。

 今回、フォルティスAMが中国関連株式のなかでも特に「環境」に注目する理由については、今後の持続的な経済成長の見込みが強まるなか、成長に不可欠な要素として環境関連セクターが挙げられるからだという。なかでも、持続的な経済成長に伴う旺盛なエネルギー需要、「節約・循環型社会」構築のための省エネ対策、深刻化した環境問題への対抗を重要なファクターとして注目している。
 この環境関連の銘柄を絞り込むため、グローバルで活躍する環境関連テーマ専門の運用チームのフォルティス・インベストメンツSRI運用チームの助言を得て、中国の現地運用拠点であるフォルティス・ハイトン・インベストメント・マネジメントが銘柄選定を行うなど、フォルティス・グループのグローバルでの運用リソースを結集したものとなっている(2009年11月19日時点、変更の場合もある)。
 フォルティス・インベストメンツ・SRI運用チームは11名、平均運用経験11年とSRI運用の経験が豊富なメンバーをそろえており、SRI運用チームが中国関連株式のなかから投資ユニバース(約200銘柄)まで銘柄の絞り込みを行う。加えて、計38人の運用スタッフを抱える中国現地のフォルティス・ハイトン・インベストメント・マネジメントがボトムアップを基本とした銘柄の選別を行い、最終的に50銘柄から80銘柄でポートフォリオを構築する仕組みとなっている。
提供:モーニングスター社
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