11月の投信概況:海外REITは24カ月連続で純資金流入も、米金利上昇などで流入額は大幅減=投信協会
13日に発表された投資信託協会の統計によると、16年11月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1171億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。月末の純資産残高は前月比2兆6755億円増の80兆8035億円となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では407億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。うち、国内株式に投資するファンドは1007億円の流出超過となり、同様に2カ月連続の純資金流出となった。トランプ次期米大統領の経済対策に対する期待感や、米金利上昇に伴う一時1ドル=113円台への円安進行を背景に、日経平均株価は1月初旬以来約10カ月半ぶりに1万8000円台を回復したが、ファンドの利益を確定する動きが優勢となった。一方、国内債券は155億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入、国内REIT(不動産投資信託)は349億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入、国内資産複合型のファンドは95億円の流入超過と、19カ月連続の純資金流入となり、国内株式に投資するファンド以外はすべて流入超過となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では160億円の流入超過と、9カ月連続の純資金流入となった。うち、海外REITに投資するファンドは、103億円の流入超過と、24カ月連続の純資金流入となった。ただ、国内最大級の残高を誇る米国REIT型ファンドの分配金引き下げによる影響や、米金利上昇による運用収益の悪化懸念などを背景に流入額は前月の1333億円から大幅に減少した。海外資産複合型のファンドは769億の流入超過と、8カ月連続の純資金流入となった。一方で、海外株式に投資するファンドは602億円の流出超過と2013年7月以来の水準を記録し、13カ月連続の純資金流出となった。
また、16年11月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は7038億円の流入超過と、2カ月ぶりの純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比3兆4963億円増の93兆1105億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では407億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。うち、国内株式に投資するファンドは1007億円の流出超過となり、同様に2カ月連続の純資金流出となった。トランプ次期米大統領の経済対策に対する期待感や、米金利上昇に伴う一時1ドル=113円台への円安進行を背景に、日経平均株価は1月初旬以来約10カ月半ぶりに1万8000円台を回復したが、ファンドの利益を確定する動きが優勢となった。一方、国内債券は155億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入、国内REIT(不動産投資信託)は349億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入、国内資産複合型のファンドは95億円の流入超過と、19カ月連続の純資金流入となり、国内株式に投資するファンド以外はすべて流入超過となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では160億円の流入超過と、9カ月連続の純資金流入となった。うち、海外REITに投資するファンドは、103億円の流入超過と、24カ月連続の純資金流入となった。ただ、国内最大級の残高を誇る米国REIT型ファンドの分配金引き下げによる影響や、米金利上昇による運用収益の悪化懸念などを背景に流入額は前月の1333億円から大幅に減少した。海外資産複合型のファンドは769億の流入超過と、8カ月連続の純資金流入となった。一方で、海外株式に投資するファンドは602億円の流出超過と2013年7月以来の水準を記録し、13カ月連続の純資金流出となった。
また、16年11月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は7038億円の流入超過と、2カ月ぶりの純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比3兆4963億円増の93兆1105億円となった。
提供:モーニングスター社