<★★★★★>ニッセイアセット「ニッセイ外国株式インデックスF」、2度の信託報酬引き下げで優位性保つ
ニッセイアセットマネジメントが設定・運用する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」<2013121001>が12月末基準でモーニングスターレーティング最高位の5つ★に格付けされた。3年(年率)トータルリターンは7.39%でカテゴリー(国際株式・グローバル・除く日本(F))平均(2.54%)を大きく上回った。同ファンドの特徴について、ニッセイアセットマネジメント投資信託企画部 投資信託企画室 室長の結城宗治氏に聞いた。
――ファンドの特徴は?
<購入・換金手数料なし>シリーズは、インデックスファンドについて、可能な限り低コストのインデックスシリーズとして提供しているファンド群。インターネットでの取り扱いを想定し、目論見書などの提供は基本的に電子媒体のみで、印刷費などのコストを極力低く抑えている。
このファンドシリーズについては、投資家の方々からも評価していただき、残高が順調に拡大してきている。他社からも低コストのインデックスシリーズが出ているが、商品の品質のみならず、コストの面でも、競争力を維持したいと考え、運用資産残高に増加に伴って信託報酬などを引き下げてきている。
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本を除く先進国株式の指標として広く活用されている「MSCIコクサイ・インデックス」に連動することをめざすファンドだが、13年12月の設定来、信託報酬率を2回引き下げた。設定当初は税抜・年率0.39%だったところ、15年11月に0.24%に変更。さらに、16年11月に0.20%にした。この結果、競合商品が出てきているものの、先進国株式インデックスファンドの中では、もっとも低い手数料率を実現している。
信託報酬が低いことは、良好なパフォーマンスに寄与することになる。また、カテゴリーの中で、相対的に高いトータルリターンを実現できたのは、過去3年間の株式市場の環境が、アクティブファンドにとっては難しい局面だったということの表れなのかもしれない。実際に、昨年のBrexit(英国のEU離脱)や米国大統領選挙の結果などを持ち出すまでもなく、事前の予想を覆されるような事態もあり、かつ、市場の価格変動率は高まっている。そのような中で、広く分散投資しているインデックスファンドが比較優位な成績になったのだろう。
――信託報酬を引き下げられる理由は?
この<購入・換金手数料なし>シリーズは、個人投資家の方々から高く評価していただいている。先日も、この「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が、投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2016」の第1位に選ばれた。これで同賞は3年連続の第1位になった。このような評価を背景に、残高が順調に積み上がってきた。
信託報酬の設定については、弊社単独で決定できるものではなく、販売会社、そして、ファンドの財産を預かっている信託銀行の理解と合意の上で、変更することが可能になる。
残高を増やしていくなかで、投資家と関係各社がともに利益を得ていくという趣旨に関係各社もご賛同いただき、信託報酬を引き下げてきた。あらためて御礼申し上げたい。
――今後の<購入・換金手数料なし>シリーズの展開は?
相対的に手数料率が低いインデックスファンドシリーズとしての優位性はキープしていきたいと考えている。また、お客さまからの要望として、商品の種類が現在は全9本で、種類が少ないので増やしてほしいという声は、強く意識している。実際に弊社の公式ホームページにある<購入・換金手数料なし>シリーズの専用ページには、9本の商品ラインアップの下に「Coming Soon! 」と記載し、新ファンドの追加を明確にしている。
この追加ファンドについて、新興国株式や新興国債券など単品のインデックスを追加するのか、あるいは、バランスファンドを拡充するかなど、あらゆる可能性を検討している。コストを抑える運営をしながら、なおかつ、付加価値のあるサービスをどのような形で提供することが、投資家の方々の期待に応えることになるのかを考え続けている。
まだ具体的にお話できるものはないが、ロボアドバイザーを使って、インデックスファンドの組み合わせを支援するサービスができないかなど、いろいろ検討は進めている。コストだけでなくサービス、情報開示の面でも、引き続き、投資家の方々の期待に応え続けられるシリーズとして<購入・換金手数料なし>シリーズを育てていきたい。
提供:モーニングスター社
――ファンドの特徴は?
<購入・換金手数料なし>シリーズは、インデックスファンドについて、可能な限り低コストのインデックスシリーズとして提供しているファンド群。インターネットでの取り扱いを想定し、目論見書などの提供は基本的に電子媒体のみで、印刷費などのコストを極力低く抑えている。
このファンドシリーズについては、投資家の方々からも評価していただき、残高が順調に拡大してきている。他社からも低コストのインデックスシリーズが出ているが、商品の品質のみならず、コストの面でも、競争力を維持したいと考え、運用資産残高に増加に伴って信託報酬などを引き下げてきている。
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本を除く先進国株式の指標として広く活用されている「MSCIコクサイ・インデックス」に連動することをめざすファンドだが、13年12月の設定来、信託報酬率を2回引き下げた。設定当初は税抜・年率0.39%だったところ、15年11月に0.24%に変更。さらに、16年11月に0.20%にした。この結果、競合商品が出てきているものの、先進国株式インデックスファンドの中では、もっとも低い手数料率を実現している。
信託報酬が低いことは、良好なパフォーマンスに寄与することになる。また、カテゴリーの中で、相対的に高いトータルリターンを実現できたのは、過去3年間の株式市場の環境が、アクティブファンドにとっては難しい局面だったということの表れなのかもしれない。実際に、昨年のBrexit(英国のEU離脱)や米国大統領選挙の結果などを持ち出すまでもなく、事前の予想を覆されるような事態もあり、かつ、市場の価格変動率は高まっている。そのような中で、広く分散投資しているインデックスファンドが比較優位な成績になったのだろう。
――信託報酬を引き下げられる理由は?
この<購入・換金手数料なし>シリーズは、個人投資家の方々から高く評価していただいている。先日も、この「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が、投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2016」の第1位に選ばれた。これで同賞は3年連続の第1位になった。このような評価を背景に、残高が順調に積み上がってきた。
信託報酬の設定については、弊社単独で決定できるものではなく、販売会社、そして、ファンドの財産を預かっている信託銀行の理解と合意の上で、変更することが可能になる。
残高を増やしていくなかで、投資家と関係各社がともに利益を得ていくという趣旨に関係各社もご賛同いただき、信託報酬を引き下げてきた。あらためて御礼申し上げたい。
――今後の<購入・換金手数料なし>シリーズの展開は?
相対的に手数料率が低いインデックスファンドシリーズとしての優位性はキープしていきたいと考えている。また、お客さまからの要望として、商品の種類が現在は全9本で、種類が少ないので増やしてほしいという声は、強く意識している。実際に弊社の公式ホームページにある<購入・換金手数料なし>シリーズの専用ページには、9本の商品ラインアップの下に「Coming Soon! 」と記載し、新ファンドの追加を明確にしている。
この追加ファンドについて、新興国株式や新興国債券など単品のインデックスを追加するのか、あるいは、バランスファンドを拡充するかなど、あらゆる可能性を検討している。コストを抑える運営をしながら、なおかつ、付加価値のあるサービスをどのような形で提供することが、投資家の方々の期待に応えることになるのかを考え続けている。
まだ具体的にお話できるものはないが、ロボアドバイザーを使って、インデックスファンドの組み合わせを支援するサービスができないかなど、いろいろ検討は進めている。コストだけでなくサービス、情報開示の面でも、引き続き、投資家の方々の期待に応え続けられるシリーズとして<購入・換金手数料なし>シリーズを育てていきたい。
提供:モーニングスター社