2月の投信概況:国内株式がけん引、株式投信残高が過去最高に=投信協会
13日に発表された投資信託協会の統計によると、17年2月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は9824億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆3855億円増の84兆9553億円と、15年5月の84兆4783億円を上回り、過去最高となった。国内株式に投資するファンドがけん引役となったほか、海外株式に投資するファンドでも、新規設定のAI(人工知能)関連ファンドが人気を集めた。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では6421億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。国内資産を分類別に見ると、その他資産を除く分類で流入超過となった。うち、国内株式に投資するファンドは5688億円の流入超過となり、2カ月連続の純資金流入となった。16年12月をピークに投資家の利益確定売りが弱まっており、国内株式に投資するファンドの解約額の減少が続いた。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは476億円の流入超過と、11カ月連続の純資金流入となった。2月の東証REIT指数は下落したが、後半は長期金利が低下基調となったことから、REITの利回りの高さに着目する動きが広がった。国内債券は61億円の流入超過と9カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は208億円の流入超過と22カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1399億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。海外株式に投資するファンドが170億円の流入超過と、16カ月ぶりの純資金流入となった。新規設定のAI(人工知能)関連ファンドに資金が流入した。海外債券に投資するファンドは364億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも761億の流入超過と、11カ月連続の純資金流入となった。一方、海外REITに投資するファンドは271億円の流出超過と、3カ月連続の純資金流出となった。ただ、2月の米国REIT市場は景気拡大期待から上昇しており、解約額の減少を背景に、流出額は前月から約6割減った。
また、17年2月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は8432億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆2464億円増の98兆6375億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では6421億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。国内資産を分類別に見ると、その他資産を除く分類で流入超過となった。うち、国内株式に投資するファンドは5688億円の流入超過となり、2カ月連続の純資金流入となった。16年12月をピークに投資家の利益確定売りが弱まっており、国内株式に投資するファンドの解約額の減少が続いた。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは476億円の流入超過と、11カ月連続の純資金流入となった。2月の東証REIT指数は下落したが、後半は長期金利が低下基調となったことから、REITの利回りの高さに着目する動きが広がった。国内債券は61億円の流入超過と9カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は208億円の流入超過と22カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1399億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。海外株式に投資するファンドが170億円の流入超過と、16カ月ぶりの純資金流入となった。新規設定のAI(人工知能)関連ファンドに資金が流入した。海外債券に投資するファンドは364億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも761億の流入超過と、11カ月連続の純資金流入となった。一方、海外REITに投資するファンドは271億円の流出超過と、3カ月連続の純資金流出となった。ただ、2月の米国REIT市場は景気拡大期待から上昇しており、解約額の減少を背景に、流出額は前月から約6割減った。
また、17年2月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は8432億円の流入超過と、4カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆2464億円増の98兆6375億円となった。
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