アムンディ「あんしんスイッチ」、設定額が600億円超でバランス型として約10年ぶりの大型設定

 アムンディ・ジャパンが7月28日に設定した「SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド(愛称:あんしんスイッチ)」の設定額が600億円を超えた。これは、バランス型ファンドとして2007年以来、約10年ぶりの大型設定になった。販売会社は三井住友銀行。「あんしんスイッチ」は、資産保全型マルチアセットファンドに基準価格の下値を一定の水準で確保する新しいコンセプト(プロテクトライン)を導入した資産保全型商品。アムンディ・ジャパンは、今回の大型設定について、「投資リスクを一定水準に抑える資産保全型商品は、資産運用の入り口として幅広い銀行預金者のニーズに応え得る商品であることを示唆しており、今後『貯蓄から資産形成へ』の流れをサポートするものと確信しています」としている。

 「あんしんスイッチ」は、世界の株式、債券、そして、短期金融資産などさまざまな資産に投資し、資産配分を機動的に変更するマルチアセット戦略で行う。設定時に基準価額の90%(9000円)に設けられたプロテクトラインが、基準価額が1万600円に到達すると10000円に引き上がる。さらに、基準価額が1万1111円に到達するとプロテクトラインは日々の基準価額の最高値の90%になり、プロテクトラインの水準は徐々に上がっていく仕組みを備えている。

 基準価額がプロテクトラインまで下落した場合は繰り上げ償還となるが、いったん上昇したプロテクトラインは下がらない。このため、投資家はファンドの下落が購入時の10%以内という安心感を得ながら、このプロテクトラインが上がる楽しみが得られる。「あんしんスイッチ」は、プロテクトラインに保証契約を付け、基準価額がプロテクトラインを下回ることなく繰り上げ償還できるようにしている。バランス型追加型投信で保証契約を付けたのは日本初。

 一方、16年1月に設定した「アムンディ・ダブルウォッチ」は、日々の基準価額の最高値の90%に「フロア水準」を設定し、基準価額がフロア水準以下に下落した場合は繰り上げ償還されるファンド。すでに25の販売会社が取り扱い、7月28日までに残高は1200億円を超えた。

 アムンディ・ジャパンは「あんしんスイッチ」「アムンディ・ダブルウォッチ」など、資産保全機能のついた商品群を「アムンディ プロテクトシリーズ」としてシリーズ展開していく。「資産運用の未経験者を含む幅広い層のニーズにお応えすべく、適切な低リスク商品を提供することにより同領域でのグローバルリーダーとして、また資産運用のソリューションパートナーとして日本市場に貢献してまいります」としている。
提供:モーニングスター社
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