10月の投信概況:株式投信は5か月ぶり流出超、純資産残高は過去最高続く=投信協会
14日に発表された投資信託協会の統計によると、17年10月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は5380億円の流出超過と、5カ月ぶりの純資金流出となった。国内株式に投資するファンドが大幅な流出超過に転じた。月末の純資産残高は、株高による押し上げにより、前月比1兆7348億円増の93兆8441億円と、9カ月連続で過去最高となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では7593億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。国内株式に投資するファンドが7153億円の流出超過と、解約額の増加により4カ月ぶりの純資金流出となった。10月の国内株式市場では、日経平均株価が前月比8.1%上昇し、21年ぶりに2万2000円台に乗せた。高値圏で利益を確定する売りが増えたもようだ。国内債券は167億円の流出超過と2カ月ぶりの純資金流出となった。国内資産複合型は79億円の流出超過と30カ月ぶりの純資金流出となった。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドも201億円の流出超過と2カ月連続の純資金流出となった。10月の国内REIT市場では、東証REIT指数が下落した。株価上昇を受けて、パフォーマンス面でのREITの低迷を意識した売りが優勢だった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では31億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。海外資産を分類別に見ると、海外REITに投資するファンドが805億円の流出超過と5カ月連続の純資金流出となった。10月の米国REIT市場は、米長期金利の上昇を嫌気した売りが月末にかけて優勢となり、小幅に下落した。海外資産複合型のファンドは99億の流出超過と19カ月ぶりの純資金流出となった。一方、海外株式に投資するファンドは1035億円の流入超過と9カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは68億円の流入超過と10カ月連続の純資金流入となった。
また、17年10月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は2889億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比2兆5618億円増の107兆7938億円と、3カ月連続で過去最高となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では7593億円の流出超過と、4カ月ぶりの純資金流出となった。国内株式に投資するファンドが7153億円の流出超過と、解約額の増加により4カ月ぶりの純資金流出となった。10月の国内株式市場では、日経平均株価が前月比8.1%上昇し、21年ぶりに2万2000円台に乗せた。高値圏で利益を確定する売りが増えたもようだ。国内債券は167億円の流出超過と2カ月ぶりの純資金流出となった。国内資産複合型は79億円の流出超過と30カ月ぶりの純資金流出となった。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドも201億円の流出超過と2カ月連続の純資金流出となった。10月の国内REIT市場では、東証REIT指数が下落した。株価上昇を受けて、パフォーマンス面でのREITの低迷を意識した売りが優勢だった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では31億円の流出超過と、2カ月連続の純資金流出となった。海外資産を分類別に見ると、海外REITに投資するファンドが805億円の流出超過と5カ月連続の純資金流出となった。10月の米国REIT市場は、米長期金利の上昇を嫌気した売りが月末にかけて優勢となり、小幅に下落した。海外資産複合型のファンドは99億の流出超過と19カ月ぶりの純資金流出となった。一方、海外株式に投資するファンドは1035億円の流入超過と9カ月連続の純資金流入となった。海外債券に投資するファンドは68億円の流入超過と10カ月連続の純資金流入となった。
また、17年10月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は2889億円の流入超過と、6カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比2兆5618億円増の107兆7938億円と、3カ月連続で過去最高となった。
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