7月の投信概況:株式投信は9カ月連続の流入超、残高は初の100兆円台=投信協会

 13日に発表された投資信託協会の統計によると、18年7月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は6932億円の流入超過と、9カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は、前月比1兆3301億円増の100兆4771億円と2カ月連続で増加し、初めて100兆円の大台を超えた。

 株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では6981億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。国内資産を分類別にみると、国内株式に投資するファンドは6453億円の流入超過と、2カ月連続の純資金流入となった。18年7月の国内株式市場は、米中貿易摩擦への懸念が一旦和らいだことから、上昇した。国内債券も309億円の流入超過と2カ月連続の純資金流入となった。一方、国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは99億円の流出超過と2カ月連続の純資金流出となった。18年7月の国内REIT市場で東証REIT指数は、日銀が金融政策決定会合で金融緩和策に修正を加える可能性があるとの報道を受けて長期金利が上昇したことが重しとなり、小幅上昇に留まった。

 株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では1768億円の流出超過と、11カ月連続の純資金流出となった。海外資産を分類別に見ると、海外株式以外の分類で流出超過となった。海外債券に投資するファンドは1118億円の流出超過と9カ月連続の純資金流出となった。海外REITに投資するファンドも700億円の流出超過と14カ月連続の純資金流出となった。一方、海外株式に投資するファンドは723億円の流入超過と18カ月連続の純資金流入となった。

 また、18年7月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は6377億円の流入超過と、15カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比1兆2746億円増の113兆8億円と2カ月連続で増加した。
提供:モーニングスター社
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