ブラックロック、ヘッジありS&P500ETFを19日東証上場―期間限定コスト最安

 ブラックロック・ジャパンは1日、米国株式を投資対象とする為替ヘッジ付きETF(上場投資信託)の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」(銘柄コード:2563)を6月19日に東京証券取引所に上場すると発表した。

 米国上場ETFの「iシェアーズ・コア S&P500 ETF」(ティッカー:IVV)への投資を通じてS&P500(TTM、円建て、円ヘッジ)への連動を目指す。当初設定日(20年6月18日)から21年6月18日までは信託報酬(税込)を0.0825%、それ以降は0.165%とする。0.0825%の信託報酬は東証上場の海外株ETFの中では、三菱UFJ国際投信の「MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信」や「MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信」のコスト(いずれも0.0858%)を下回り最安となる。

 国内投信では「楽天・全米株式インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産残高が大台の1000億円を突破するなど、コロナ危機後に米株が反発基調を強める中で低コストのインデックスファンドが投資家の注目を集めており、ETFも関心が高まるか注目される。

 なお、ブラックロックではS&P500への連動を目指す為替ヘッジなしの「iシェアーズ S&P500 米国株ETF」(銘柄コード:1655)を17年9月に設定している。1日時点の残高は85億円、信託報酬は0.165%。
提供:モーニングスター社
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