先進国株式も1000億円に、「eMAXIS Slim」シリーズ相次ぎ大台突破

 三菱UFJ国際投信が運用する先進国株式インデックスファンド「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の純資産残高が2日、1000億円の大台を突破した。5月26日には「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が500億円台、28日には「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1000億円台に乗せており、「eMAXIS Slim」シリーズのファンドが節目の残高を相次ぎ上回っている。

 同シリーズは業界最安水準のコストを目指すコンセプトで、純資産残高の増加に応じて適用される信託報酬率が低くなる“受益者還元型”を採用。信託報酬(税込)は500億円未満の部分が0.1023%、500億円以上1000億円未満の部分が0.1006%となり、1000億円以上の部分はさらに安い0.0989%が適用される。

 コストはモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」に属するファンドの中では、30年末まで信託報酬ゼロとした「野村 スリーゼロ先進国株式投信」に次いで安くなる。

 また、残高をカテゴリー内で比べると、信託報酬が0.1023%と同じく低コストの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」の1691億円に次いで大きい。安定した資金流入が残高の拡大につながっており、設定(17年2月)来で40カ月連続純資金流入(20年5月はモーニングスター推計値)となる。
提供:モーニングスター社
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