前週の流入額上位−新規設定の「マネックス・アクティビスト・ファンド」など5ファンドが新規ランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(20年6月22−26日)の純資金流出入額を確認したところ、純資金流入額の上位10ファンド中5ファンドが前々週(20年6月15−19日)に続いて上位10位内となり、返り咲きを含む5ファンドが新規にランクインした。

 前週の純資金流入額トップは、62億円の純資金流入となった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」で、2週連続のトップとなった。このほかには「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」「投資のソムリエ」「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」「J−REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」が前々週に続いてランクインした。なお、第9位には「サイバーセキュリティ株式オープン」の「為替ヘッジあり」がランクインしたが、19年以降で初めてランクインとなる。

 前週新たにランクインしたのは、「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)」のほかには、4月6−10日以来の「テトラ・エクイティ」、6月8−12日以来の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」、そして、6月25日設定の「マネックス・アクティビスト・ファンド」(愛称:日本の未来)と同19日設定の「お金のデザイン・リキッド・オルタナティブ・ファンド(円ヘッジあり)」の5ファンド。

 「マネックス・アクティビスト・ファンド」は、潜在的な企業価値が著しく割安であると判断した国内企業の株式に投資し、投資先企業とのエンゲージメント(対話)を通じて企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指す。投資先企業は、経営戦略、事業モデル、経営陣の質、財務状況など、財務面とESG(環境・社会・企業統治)を含む非財務面から総合的に判断する。マネックスグループのカタリスト投資顧問の助言を基にマネックス・アセットマネジメントが運用を行う。マネックスグループCEO(最高経営責任者)で、カタリスト投資顧問の会長を務める松本大氏が、投資先企業の経営陣、取締役会メンバーとの対話をリードする。

 「お金のデザイン・リキッド・オルタナティブ・ファンド(円ヘッジあり)」は、主として米国と欧州の上場先物市場とETFに実質的に投資。ヘッジ・ファンド・リサーチ社が公表する預かり資産上位50社で構成されるヘッジファンド・ポートフォリオのパフォーマンスと、ソシエテ・ジェネラル社が管理・公表するインデックスに採用される預かり資産上位20社で構成されるCTA(商品投資顧問業者)ポートフォリオのパフォーマンスを組み合わせたパフォーマンスの複製を目指した運用を行う。

 一方、前々週ランクインしたファンドのうち、「ダイワ J−REITオープン(毎月分配型)」、「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」、「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)がランク外となった。
提供:モーニングスター社
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