20年上半期リターン・国内株式型−アセマネOne運用ファンドがトップ3独占
コロナ危機を乗り越えトップクラスのパフォーマンスを達成した国内株式型ファンドはどのような顔ぶれか。国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)のうち国内株式型で純資産残高50億円以上のファンドを対象に上半期のリターンでランキングしたところ、中小型のグロース(成長株)ファンドがトップ5を占めた。
29.89%のリターンでダントツとなったのが、アセットマネジメントOneの「DIAM 新興市場日本株ファンド」だ。コロナ危機が深刻化した3月こそカテゴリー「国内小型グロース」の平均を下回ったものの、4月は9.23%、5月は12.57%、6月は3.27%それぞれ同平均を上回り、反発局面で猛烈な巻き返しを見せた。購入申し込み受付が停止中のファンドだが、同じファンドマネジャーが運用するファンドとして、SBI証券で販売の「厳選ジャパン」があり、残高50億円未満ながら年初来リターンは19.49%と良好だ。
20.75%の年初来リターンで第2位となったのもアセットマネジメントOneが運用の「企業価値成長小型株ファンド」。19年11月以降8カ月連続でカテゴリー「国内小型グロース」の平均を上回っており、上昇・下落局面に関わらず安定的に優位性を維持している。過去3年間のリターンも年率26.40%で、カテゴリー71本中第1位と極めて良好だ。
第3位は10.47%のリターンで「ファンド“メガ・テック”」となった。こちらもアセットマネジメントOneの運用ファンドとなっている。情報通信産業に注目し、競争優位性の高い銘柄に投資する。5月末基準の月報によると『サイボウズ』『テクマトリックス』などが上位で、「コロナショックで成長性が高まる可能性のある企業に注目」としていた。
第4位は「BNYメロン・日本株式ダイナミック戦略ファンド」で、9.47%のリターンを達成。株式市場の上昇、下落それぞれの局面においてリターンを最大化することを目指し、株価指数先物取引を用いて実質的な株式組入比率を変更する。株安局面となった3月にプラスリターンを維持するなど下落局面の対応が奏功した。
9.43%のリターンで第5位となった「新世代成長株ファンド」は、4−6月の3カ月間でカテゴリー「国内小型グロース」の平均を連続で上回っており、株価の反発局面で強みを発揮した。5月末時点は情報・通信業の比率が59.4%と高く、比較的好調だったハイテク銘柄の高位組入がプラスに寄与したとみられる。
提供:モーニングスター社
29.89%のリターンでダントツとなったのが、アセットマネジメントOneの「DIAM 新興市場日本株ファンド」だ。コロナ危機が深刻化した3月こそカテゴリー「国内小型グロース」の平均を下回ったものの、4月は9.23%、5月は12.57%、6月は3.27%それぞれ同平均を上回り、反発局面で猛烈な巻き返しを見せた。購入申し込み受付が停止中のファンドだが、同じファンドマネジャーが運用するファンドとして、SBI証券で販売の「厳選ジャパン」があり、残高50億円未満ながら年初来リターンは19.49%と良好だ。
20.75%の年初来リターンで第2位となったのもアセットマネジメントOneが運用の「企業価値成長小型株ファンド」。19年11月以降8カ月連続でカテゴリー「国内小型グロース」の平均を上回っており、上昇・下落局面に関わらず安定的に優位性を維持している。過去3年間のリターンも年率26.40%で、カテゴリー71本中第1位と極めて良好だ。
第3位は10.47%のリターンで「ファンド“メガ・テック”」となった。こちらもアセットマネジメントOneの運用ファンドとなっている。情報通信産業に注目し、競争優位性の高い銘柄に投資する。5月末基準の月報によると『サイボウズ』『テクマトリックス』などが上位で、「コロナショックで成長性が高まる可能性のある企業に注目」としていた。
第4位は「BNYメロン・日本株式ダイナミック戦略ファンド」で、9.47%のリターンを達成。株式市場の上昇、下落それぞれの局面においてリターンを最大化することを目指し、株価指数先物取引を用いて実質的な株式組入比率を変更する。株安局面となった3月にプラスリターンを維持するなど下落局面の対応が奏功した。
9.43%のリターンで第5位となった「新世代成長株ファンド」は、4−6月の3カ月間でカテゴリー「国内小型グロース」の平均を連続で上回っており、株価の反発局面で強みを発揮した。5月末時点は情報・通信業の比率が59.4%と高く、比較的好調だったハイテク銘柄の高位組入がプラスに寄与したとみられる。
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