過去1年で66%値上がり「FANG+インデックス」、大和アセットがブルベア型の新ファンドを新規設定
大和アセットマネジメントの「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、7月末時点で過去1年間のトータルリターンが66.66%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(F)」に入る208本中で第1位の運用成績になった。8月19日には、この「FANG+インデックス」に対して、値動きが2倍になる「iFreeレバレッジFANG+」と2倍程度逆の値動きをする「FANG+2倍ベア」を加えたブル・ベアファンド「FANG+ブルベアファンド」が新規設定された。短期間に急上昇している「FANG+指数」に対して、「割安」「割高」の見通しをファンドの組み合わせて利益機会にすることができるようになった。
米国株価は8月18日にS&P500が約半年ぶりに史上最高値を更新し、3月に付けた安値からの上昇率は54.6%になった。一足早く最高値を更新したNASDAQ総合指数は、連日の最高値更新で、米国株式市場の強さを印象付けている。この上昇をけん引しているのは、FANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)に代表されるIT(情報技術)企業群だ。米国に上場する代表的なテクノロジー企業群で構成された株価指数「NYSE FANG+指数」は、FANGに加えて、SNSのツイッター、アップル、半導体のエヌビディア、電気自動車のテスラ、中国ネット販売のアリババ、中国検索大手のバイドゥ(中国)を加えた10社に等金額投資したポートフォリオで構成される。
この「NYSE FANG+」に連動する「iFreeNEXT FANG+インデックス」と、同じ「iFree」の米国株価指数に連動するインデックスファンドとパフォーマンスを比較すると、「FANG+」の上昇率のすごさがわかる。過去1年間のトータルリターン(7月末現在)は「iFree NYダウ・インデックス」がマイナス5.15%、「iFree S&P500インデックス」が5.30%、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」が29.74%だ。66.66%になっている「iFreeNEXT FANG+インデックス」は別次元の動きといえる。
「FANG+指数」に採用されている銘柄群は今後の成長期待も大きいが、2018年1月31日からの基準価額の推移を振り返ると、昨年10月まではほぼ横ばいで、10月初旬に基準価額は9500円台だった。株価に火が付いたように上昇したのは、コロナショック後の約半年間のことと言っても良い。
また、指数構成銘柄が10社と少ないため、個々の株価の変動の影響を受けやすく、ファンドの基準価額のブレも大きくなりやすい。組み入れ銘柄の中で、テスラのイーロン・マスクCEOは個性が強く、その発言で株価が動く舌禍事件をたびたび引き起こしている。中国の2銘柄も米中貿易摩擦の関係でいつ何時、米政府の嫌がらせの対象になるかもしれない。2社ともに中国国内で盤石の事業基盤を持っているため、米国から締め出されるようなことがあっても実質的な収益影響は大きくはないだろうが、何らかの制裁という話になると株価はマイナスに反応する可能性がある。個別の企業の事情によって指数が大きく下ブレることはあるだろう。
その点では、あまりに短期間で大きく基準価額が上昇したと感じられる場合には、新たに設定された「FANG+2倍ベア」が活用できる。「iFreeNEXT FANG+インデックス」を保有したままで、「FANG+2倍ベア」にも投資すると、FANG+指数が値下がりした場合の下落分を収益に加算することが可能になる。思うように株価が下げなかった時には「iFreeNEXT FANG+インデックス」でその上昇分は収益化できるので、株価がどっちに動いても余裕をもって対応策を考えることができる。
また、FANG+指数の構成銘柄の将来性に強く期待できると考える場合、指数の2倍の値動きをする「FANG+2倍ブル」、「iFreeレバレッジ FANG+」を毎月積み立てで購入していくという投資パターンもある。株価の下落時にはより大きく基準価額が下がるため、それだけ多くの口数が手に入る。ブル型は単純に保有していると価格のブレの大きさにヒヤヒヤするが、積立投資で購入を続けるには下落時に大きな口数を購入できる楽しみがある。
過去1年間で大きく株価が上昇し、その存在感が際立っている「FANG+指数」について、様々な投資パターンを提供する大和アセットマネジメントの「FANG+指数」関連ファンドを上手に運用に取り入れてみたい。
提供:モーニングスター社
米国株価は8月18日にS&P500が約半年ぶりに史上最高値を更新し、3月に付けた安値からの上昇率は54.6%になった。一足早く最高値を更新したNASDAQ総合指数は、連日の最高値更新で、米国株式市場の強さを印象付けている。この上昇をけん引しているのは、FANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)に代表されるIT(情報技術)企業群だ。米国に上場する代表的なテクノロジー企業群で構成された株価指数「NYSE FANG+指数」は、FANGに加えて、SNSのツイッター、アップル、半導体のエヌビディア、電気自動車のテスラ、中国ネット販売のアリババ、中国検索大手のバイドゥ(中国)を加えた10社に等金額投資したポートフォリオで構成される。
この「NYSE FANG+」に連動する「iFreeNEXT FANG+インデックス」と、同じ「iFree」の米国株価指数に連動するインデックスファンドとパフォーマンスを比較すると、「FANG+」の上昇率のすごさがわかる。過去1年間のトータルリターン(7月末現在)は「iFree NYダウ・インデックス」がマイナス5.15%、「iFree S&P500インデックス」が5.30%、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」が29.74%だ。66.66%になっている「iFreeNEXT FANG+インデックス」は別次元の動きといえる。
「FANG+指数」に採用されている銘柄群は今後の成長期待も大きいが、2018年1月31日からの基準価額の推移を振り返ると、昨年10月まではほぼ横ばいで、10月初旬に基準価額は9500円台だった。株価に火が付いたように上昇したのは、コロナショック後の約半年間のことと言っても良い。
また、指数構成銘柄が10社と少ないため、個々の株価の変動の影響を受けやすく、ファンドの基準価額のブレも大きくなりやすい。組み入れ銘柄の中で、テスラのイーロン・マスクCEOは個性が強く、その発言で株価が動く舌禍事件をたびたび引き起こしている。中国の2銘柄も米中貿易摩擦の関係でいつ何時、米政府の嫌がらせの対象になるかもしれない。2社ともに中国国内で盤石の事業基盤を持っているため、米国から締め出されるようなことがあっても実質的な収益影響は大きくはないだろうが、何らかの制裁という話になると株価はマイナスに反応する可能性がある。個別の企業の事情によって指数が大きく下ブレることはあるだろう。
その点では、あまりに短期間で大きく基準価額が上昇したと感じられる場合には、新たに設定された「FANG+2倍ベア」が活用できる。「iFreeNEXT FANG+インデックス」を保有したままで、「FANG+2倍ベア」にも投資すると、FANG+指数が値下がりした場合の下落分を収益に加算することが可能になる。思うように株価が下げなかった時には「iFreeNEXT FANG+インデックス」でその上昇分は収益化できるので、株価がどっちに動いても余裕をもって対応策を考えることができる。
また、FANG+指数の構成銘柄の将来性に強く期待できると考える場合、指数の2倍の値動きをする「FANG+2倍ブル」、「iFreeレバレッジ FANG+」を毎月積み立てで購入していくという投資パターンもある。株価の下落時にはより大きく基準価額が下がるため、それだけ多くの口数が手に入る。ブル型は単純に保有していると価格のブレの大きさにヒヤヒヤするが、積立投資で購入を続けるには下落時に大きな口数を購入できる楽しみがある。
過去1年間で大きく株価が上昇し、その存在感が際立っている「FANG+指数」について、様々な投資パターンを提供する大和アセットマネジメントの「FANG+指数」関連ファンドを上手に運用に取り入れてみたい。
提供:モーニングスター社