「THE・ASIA5G」の純資産残高が1000億円到達、リターン・資金フローとも良好

 三井住友トラスト・アセットマネジメントの「次世代通信関連 アジア株式戦略ファンド」(愛称:THE・ASIA 5G)の純資産残高が18日に1002億円となり、設定(20年2月14日)からほぼ1年で1000億円台に到達した。

 同ファンドは、外国籍投信への投資を通じて、日本を含む世界の上場企業の中から、日本を含むアジア諸国・地域の通信技術発展による業績面での恩恵が見込まれる企業の株式に投資する。投資先ファンドの運用は、米国のニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シーが担う。

 21年1月末時点のポートフォリオを見ると、組入上位国・地域は中国27.10%、日本17.70%、台湾15.79%で、上位3カ国・地域で6割を占める。組入銘柄数は41で、組入上位銘柄は、通信系計測器を手掛ける日本の「アンリツ」(組入比率3.83%)、台湾の半導体メーカー「メディアテック」(同3.52%)、中国のインターネット企業「メイトゥアン」(同3.49%)となっている。

 18日時点の設定来のリターンは57.46%と、モーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」の同期間のリターン19.98%を37.48%上回っている。世界での5G(第5世代移動通信システム)スマホの普及拡大や、コロナ禍でアジアにおいても社会生活のデジタル化が加速したことなどが、5G関連企業に追い風となった。組入上位3銘柄の2020年の1年間の株価上昇率を見ると、「アンリツ」は6.3%に留まったが、「メディアテック」は68.4%、「メイトゥアン」は188.5%と高い伸びとなった。

 資金フローを見ると、設定来流入基調が継続しており、直近の21年1月は308億円の純資金流入。純資金流入額は設定来最大となり、国内公募追加型株式投信(ETF除く)全体でも第8位と高水準となった。
提供:モーニングスター社
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