アジアの運用会社アワードで現地運用会社が台頭、日本の最優秀ETFプロバイダーに日興アセット
日興アセットマネジメントは、アジアの有力金融専門誌「The Asset」主催の「トリプルAアワード 2021」において、「最優秀ETF運用会社(日本)(BEST ETF PROVIDER,JAPAN)」、ならびに、「最も革新的なETF(MOST INNOVATIVE ETF)」を日本と香港でそれぞれ受賞した。「最優秀ETF運用会社(日本)」の受賞は、昨年に引き続き2年連続になる。同アワードは、中国市場の開放を含む業界の変革と制度的な貯蓄の継続的な成長を反映して随時リフレッシュしながら、20年以上にわたって日本を含むアジアの運用商品と運用会社を表彰してきている。
最優秀ETF運用会社のアジア全体部門で受賞したのは、5年連続で台湾の元大投信(YUANTA FUNDS)だった。同社は台北に本社を置く、1992年創業の運用会社。元大証券、元大銀行、元大人寿など元大金融グループの一角を占めている。中国エリアは3年連続で華夏基金(ChinaAMC)、香港エリアは南方東英(CSOP ASSET MANAGEMENT)、オーストラリアは7年連続でBetaShares、マレーシアはAFFIN HWANG CAPITAL、ベトナムはSSI Asset Managementが受賞している。
日本エリアで日興アセットが最優秀ETF運用会社を受賞した背景は、国内ETFの運用資産残高の総額が2020年12月末時点で、前年比28%増の11.1兆円に拡大し、また、評価期間の1年間において、同社は東京証券取引所に4つの新しいETFを上場し、コロナ禍においてもデジタルを活用した積極的なプロモーションを展開したことなどが評価されたという。
一方、「最も革新的なETF」は、香港エリアでは、日興アセットの「NikkoAM E−Games Active ETF」の他、CICC HONG KONG ASSET MANAGEMENTの「CICC HKD Money Market ETF」、CSOP ASSET MANAGEMENTの「CSOP Hang Seng Technology Index ETF」、HAITONG INTERNATIONAL ASSET MANAGEMENTの「Haitong MSCI China A ESG ETF」が受賞した。
「NikkoAM E−Games Active ETF」は2020年6月15日に香港証券取引所に上場した香港籍ETFで、香港で最初のアクティブ運用の株式ETFであり、変動信託報酬型のETFになっている。世界のゲーム人口の増加、5Gおよびその他移動体通信システムへのアクセシビリティの向上、コロナ禍で増えた在宅時間などに伴い近年飛躍的な成長を見せているEゲーム関連企業に幅広く投資する。
そして、日本エリアで受賞した「上場インデックスファンド 日経ESGリート(愛称:上場ESGリート)」は、2020年9月7日に上場したETFで、日本経済新聞社が算出する「日経ESG−REIT指数」への連動を目指し、東京証券取引所に上場するREIT(リート)ETFの中では初となるESGのスクリーニングを取り入れたETFになる。
なお、「ASSET MANAGEMENT COMPANY OF THE YEAR」として、ASEANエリアではEastspring Investments、中国エリアではオンショアの保険部門でPing An Asset Management、ミューチュアル部門でChina Asset Management、年金部門でTaikang Asset Management、プライベートエクイティ・FoFs部門でZero2IPOが受賞し、オフショア総合でCICC HONG KONG Asset Managementが受賞した。
また、インドはAxis Asset Management、インドネシアはBNP Paribas Asset Management、マレーシアはAffin Hwang Asset Management、フィリピンはBDO Trust、台湾はCathay Securities Investment Trust、タイはKasikorn Asset Management、ベトナムはSSI Asset Managementがそれぞれ受賞した。アジア地域に、広く現地資本による運用会社が成長している様子がうかがえる。
提供:モーニングスター社
最優秀ETF運用会社のアジア全体部門で受賞したのは、5年連続で台湾の元大投信(YUANTA FUNDS)だった。同社は台北に本社を置く、1992年創業の運用会社。元大証券、元大銀行、元大人寿など元大金融グループの一角を占めている。中国エリアは3年連続で華夏基金(ChinaAMC)、香港エリアは南方東英(CSOP ASSET MANAGEMENT)、オーストラリアは7年連続でBetaShares、マレーシアはAFFIN HWANG CAPITAL、ベトナムはSSI Asset Managementが受賞している。
日本エリアで日興アセットが最優秀ETF運用会社を受賞した背景は、国内ETFの運用資産残高の総額が2020年12月末時点で、前年比28%増の11.1兆円に拡大し、また、評価期間の1年間において、同社は東京証券取引所に4つの新しいETFを上場し、コロナ禍においてもデジタルを活用した積極的なプロモーションを展開したことなどが評価されたという。
一方、「最も革新的なETF」は、香港エリアでは、日興アセットの「NikkoAM E−Games Active ETF」の他、CICC HONG KONG ASSET MANAGEMENTの「CICC HKD Money Market ETF」、CSOP ASSET MANAGEMENTの「CSOP Hang Seng Technology Index ETF」、HAITONG INTERNATIONAL ASSET MANAGEMENTの「Haitong MSCI China A ESG ETF」が受賞した。
「NikkoAM E−Games Active ETF」は2020年6月15日に香港証券取引所に上場した香港籍ETFで、香港で最初のアクティブ運用の株式ETFであり、変動信託報酬型のETFになっている。世界のゲーム人口の増加、5Gおよびその他移動体通信システムへのアクセシビリティの向上、コロナ禍で増えた在宅時間などに伴い近年飛躍的な成長を見せているEゲーム関連企業に幅広く投資する。
そして、日本エリアで受賞した「上場インデックスファンド 日経ESGリート(愛称:上場ESGリート)」は、2020年9月7日に上場したETFで、日本経済新聞社が算出する「日経ESG−REIT指数」への連動を目指し、東京証券取引所に上場するREIT(リート)ETFの中では初となるESGのスクリーニングを取り入れたETFになる。
なお、「ASSET MANAGEMENT COMPANY OF THE YEAR」として、ASEANエリアではEastspring Investments、中国エリアではオンショアの保険部門でPing An Asset Management、ミューチュアル部門でChina Asset Management、年金部門でTaikang Asset Management、プライベートエクイティ・FoFs部門でZero2IPOが受賞し、オフショア総合でCICC HONG KONG Asset Managementが受賞した。
また、インドはAxis Asset Management、インドネシアはBNP Paribas Asset Management、マレーシアはAffin Hwang Asset Management、フィリピンはBDO Trust、台湾はCathay Securities Investment Trust、タイはKasikorn Asset Management、ベトナムはSSI Asset Managementがそれぞれ受賞した。アジア地域に、広く現地資本による運用会社が成長している様子がうかがえる。
提供:モーニングスター社