先週の流入額上位−「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」が初のランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(2021年8月10−13日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」が設定来初のランクインとなったほか、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」が2週ぶりにランクインした。

 「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」は32億円の純資金流入となり、今年5月21日の設定来初のトップ10入りとなった。同ファンドは、外国籍ファンドへの投資を通じて、日本を含む世界の脱炭素関連企業(温室効果ガスの排出量の削減、吸収および除去等への貢献が期待される事業を営む企業)へ投資する。

 外国籍ファンドの運用は、米資産運用会社ニューバーガー・バーマン・グループのニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズが担う。21年6月末時点のポートフォリオを見ると、組入上位国は、米国(33.54%)、オランダ(11.48%)、アイルランド(9.27%)、組入上位銘柄は、アイルランドの空調設備メーカーの『トレイン・テクノロジーズ』(4.27%)、スイスの化学品メーカー『シーカ』(4.21%)、オランダの電力設備メーカー『アルフェン・ビヘーア』(4.02%)となっている。なお、年2回決算の「資産成長型」のほか、毎月決算の「予想分配金提示型」もある。「予想分配金提示型」の先週の純資金流入額は6億円となった。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」は43億円の純資金流入となり、7月26−30日以来のランクインとなった。同シリーズは、「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が189億円の純資金流入となり3週連続で純資金流入額トップとなったほか、「Bコース(為替ヘッジなし)」が39億円の純資金流入となり、3週連続のトップ10入りとなった。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Bコース」「Dコース」のほかには、「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が前々週(2021年8月2−6日)に続いてトップ10入りした。

 一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))がランク外となった。
提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。