先週の流入額上位−設定2週目の『クロスオーバー・グロース』がランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2021年9月21−24日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「ベイリー・ギフォード世界成長企業戦略/SMT.LN外国投資証券ファンド」(愛称:クロスオーバー・グロース)が設定2週目で初めてランクインしたほか、3ファンドがトップ10内に返り咲いた。

 「ベイリー・ギフォード世界成長企業戦略/SMT.LN外国投資証券ファンド」は三菱UFJ交際投信が9月13日に運用を開始した国際株式ファンド。英国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に日本を含む世界の企業(未上場企業含む)の中から、将来の強い成長が期待される企業の株式に長期スタンスで投資する。英国籍ファンドの運用は、英国のベイリー・ギフォードが行う。設定週の先々週(2021年9月13−17日)に39億円の純資金流入となったことに続き、先週は78億円の純資金流入となり、第3位となった。

 トップ10内に返り咲いたのは、「日経225ノーロードオープン」、「楽天 日本株4.3倍ブル」、「投資のソムリエ」。「日経225ノーロードオープン」と「投資のソムリエ」は8月16−20日以来1カ月ぶり、「楽天 日本株4.3倍ブル」は7月19−21日以来2カ月ぶりのトップ10入りとなった。先週の日米株式市場は、中国の不動産大手・中国恒大集団の資金繰り懸念を受けて乱高下した。「日経225ノーロードオープン」と「楽天 日本株4.3倍ブル」には国内株式の下落一巡後の戻りを見込んだ資金が、「投資のソムリエ」には「徹底した分散投資による大きく負けない運用」というスタンスへの関心から資金が向かったと見られる。

 先週の純資金流入額トップは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。156億円の純資金流入となり、2週連続のトップとなった。同シリーズの「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」のほか、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」、「ティー・ロウ・プライス 米国割安優良株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」、「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」も先々週に続いてトップ10入りした。

 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「ロボット・テクノロジー関連株ファンド−ロボテック−」、「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」(愛称:健次)がランク外となった。
提供:モーニングスター社
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