「J−REIT」、国際債券の為替ヘッジありが上位に―10年1月の投信市場

 モーニングスターがまとめた2010年1月の投信市場における類似ファンド分類ごとの1カ月リターン平均では、主要な類似ファンド分類平均の中では、「J−REIT」(22本)の過去1カ月のトータルリターンの平均が1.79%の上昇で上位となった。大手金融機関の増資発表がアク抜け感につながったことから「国内金融株」も上昇した。国内外で月後半にリスク回避の動きが強まったことや、円高が進行したことから、国際債券に投資し、為替ヘッジを行うファンドも上昇した。

 一方、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」(27本)は9.07%の下落。「国際株式・グローバル(為替ヘッジなし)」(135本)は6.76%の下落と海外株式に投資するファンドは総じて大きく下落した。ドル・円が円高方向に動いたことに加え、中国の銀行が預金準備率を引き上げたことで金融引き締め策への警戒感が浮上、オバマ米大統領が新たに金融規制案を発表、ユーロ圏ではギリシャの財政問題などが意識され、リスク回避の動きが鮮明となった。

 1月に新規設定された追加型ファンドは計25本。1月26日設定の「JPM 世界鉄道関連株投信」<2010012601>が1139億円超と人気を集め、09年の新規設定ファンドの当初募集金額でトップだった「SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)」<200910300D>の956億円超を上回った。
提供:モーニングスター社
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