前週の流入額上位−『世界のベスト』が3週ぶりトップ、新規は4ファンド

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて前週(2023年4月17−21日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)が3週ぶりのトップとなったほか、4ファンドが新規にランクインした。

 「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」は162億円の純資金流入。前々週(2023年4月10−14日)の3位から順位を上げ、3月27−31日以来のトップとなった。

 同ファンドのほかには、「楽天 日本株3.8倍ベアII」、「SBI 日本株3.8ベアII」、「ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース」、「ティー・ロウ・プライス 米国中小型株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が前々週に続いてトップ10入りした。

 前週新たにトップ10入りしたのは、「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」、「日本好配当リバランスオープン」、「ダイワ J−REITオープン(毎月分配型)」、「たわらノーロード先進国株式」。「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」は4月3−7日以来、「ダイワ J−REITオープン(毎月分配型)」は2月13−17日以来、「たわらノーロード先進国株式」は3月20−24日以来のランクイン。「日本好配当リバランスオープン」は2022年以降で見て初めてのランクインとなった。

 「日本好配当リバランスオープン」は日経500種平均株価採用銘柄のうち、予想配当利回り上位70銘柄程度に均等に投資する。組入銘柄の見直しと組入比率の調整を月1回行い、ポートフォリオの予想配当利回りが相対的に高水準を維持するよう努める。2023年4月7日時点の組入銘柄数は71で、組入銘柄の予想平均配当利回りは4.86%となっている。

 一方、前々週トップ10入りしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VTI)、「ティー・ロウ・プライス 米国中小型株式ファンド Aコース(為替ヘッジあり)」、「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」がトップ10圏外となった。「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は2月20−24日以来約2カ月ぶりの圏外。「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も含め、上位常連であった米国株式インデックスファンドがトップ10圏外となった。投資家の資金フローに変化が生じているのか、来週以降のランキングに注目したい。
提供:ウエルスアドバイザー社
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