前週の流入額上位−『世界のベスト』が2週連続トップ、新規ランクインは2ファンド

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて前週(2023年6月26−30日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)が2週連続のトップとなったほか、2ファンドが新規にトップ10入りした。

 「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」の純資金流入額は約244億円となった。同ファンドのほかには「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「高成長インド・中型株式ファンド」「GS ワールド・シフト株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」(愛称:shiftWIN)「ノムラ・ジャパン・オープン」「スパークス・企業価値創造日本株ファンド」「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が前々週(6月19−23日)に続いてトップ10内となった。

 前週新たにトップ10にランクインした2ファンドは「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」と「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」。両ファンドともに2022年以降で見て初めてのランクインとなった。

 「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」は外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的にインドの中型株式(ニフティ50の時価総額上位51−350位の銘柄に準じた時価総額を有する銘柄)に投資する。外国籍ファンドの運用は、インドの総合金融グループであるコタック・マヒンドラ・グループが担う。第5位にランクインした「高成長インド・中型株式ファンド」は年4回決算である。

 「野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は「野村世界業種別投資シリーズ」の1つで、実質的に、日本を含む世界の半導体関連企業の株式に投資する。

 一方、前々週トップ10入りしていたファンドのうち「日経225ノーロードオープン」「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」がトップ10圏外となった。
提供:ウエルスアドバイザー社
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