三井住友DSアセット、「SMDAM Active ETF 日本高配当株式」を28日設定

 三井住友DSアセットマネジメントは10日、同社初のアクティブETF(上場投資信託)となる「SMDAM Active ETF 日本高配当株式」を28日に新規に設定し、29日に東京証券取引所へ上場すると発表した。証券コードは2011、信託報酬等(税込)は年率0.583%。同社は今後、付加価値の高いETFのラインアップを拡充する方針だ。

 同ファンドは、高水準の配当が継続して期待される国内企業の株式に投資する。幅広い投資対象の中から徹底したボトムアップリサーチにより選別する。同社では、配当利回りが市場平均を上回る銘柄は大型銘柄では銘柄数が相対的に少なく、かつ業種も自動車や金融などに偏っている傾向があるとして、中小型銘柄も投資対象として含めることでファンド全体のリスクを抑えることを狙っている。

 9月末時点のモデルポートフォリオの予想配当利回りはTOPIX(東証株価指数)の2.32%に対して、3.45%。規模別構成比率は、大型31.3%(TOPIXは63.5%)、中型37.0%(同27.8%)、小型30.5%(同8.7%)等となっている。

 今年9月以降、東京証券取引所に7本のアクティブ運用型ETFが上場した。アクティブ運用型ETFは、株価指数など特定の指標に連動した運用成果を目指す「指数連動型ETF」とは異なり、連動対象とする指数が存在しない。ファンドマネージャーが、予め定められた運用方針に沿って組入銘柄や資産配分を決定し、市場を上回る成果を目指している。
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