株式投信の純資産総額は3カ月ぶりに50兆円を割り込む―5月の投信概況
投資信託協会は6月11日、5月の投信概況を発表した。株式投信では、資金増減(設定から解約・償還を差し引いた増減)が9209億円のプラスとなり、2007年8月以来の高水準となった。しかし、運用増減では、2008年10月以来の水準となる5兆270億円の大幅マイナスとなった。この結果、純資産総額では4兆1061億円のマイナスとなり、純資産は49兆5139億円と3カ月ぶりに50兆円を割り込んだ。また、純資産総額の減少額自体は、2000年以降で4番目の高水準となった。
一方、世界的な株安や円高が運用に影響し、純資産総額が大きく減少した半面、資金流入額が高水準だった点について、投資信託協会事務局長の小西克廣氏は「投資マインドは落ち込んでおらず、投資家が冷静に対応したという印象がある」と分析している。
投信全体での純資産総額は、前月末4兆8852億円減(うち、運用減は5兆269億円)の60兆5080億円となった。
提供:モーニングスター社
一方、世界的な株安や円高が運用に影響し、純資産総額が大きく減少した半面、資金流入額が高水準だった点について、投資信託協会事務局長の小西克廣氏は「投資マインドは落ち込んでおらず、投資家が冷静に対応したという印象がある」と分析している。
投信全体での純資産総額は、前月末4兆8852億円減(うち、運用減は5兆269億円)の60兆5080億円となった。
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