10月の投信概況発表、純資産総額の減少額は過去最大

 投資信託協会は14日、08年10月の投資信託概況を発表した。それによると、純資産総額は前月末に比べて11兆620億円減少して53兆8001億円となった。減少額は過去最大。9月中旬のリーマン・ブラザーズの破綻でマーケットが混乱に陥り、円の独歩高などもあって純資産額が大きく落ち込んだ。なお、10月の設定額は4兆5536億円、解約額が5兆2919億円、償還額が55億円となった。また、タイプ別では株式投信の設定額8729億円(前月比4408億円減少)に対して解約額が1兆2331億円、償還額が24億円で、差し引き3626億円の資金純減となった。この結果、株式投信の純資産総額は前月末に比べて10兆6802億円減少し、42兆1484億円まで大幅に落ち込んだ。株式投信の純資産総額の減少額としては9月に続き、10月も過去最大となった。


提供:モーニングスター社
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