日興AMが「日興新成長国通貨ファンド(毎月分配型)/(資産成長型)」の新規設定を中止

 日興アセットマネジメントは10日、11月21日に新規設定を予定していた「日興新成長国通貨ファンド(毎月分配型)/(資産成長型)(愛称=新成長国サミット)」(追加型証券投信/ファンド・オブ・ファンズ)の設定を取りやめた。日興AMでは「昨今の厳しい市場環境が要因。公募では初めて」としている。金融危機以降、マーケットは混迷の度合いを強めているが、その影響が新規ファンドの募集に暗い影を投げかけている。
 募集を中途で取りやめたファンドでは、野村アセットマネジメントが10月16日に設定予定だった「野村ブラジル・レアル債券投資(毎月分配型/年2回決算型)」(追加型株式投信/バランス型)があるが、野村AMでは「市場環境を考慮して、受益者に迷惑をかけるのを避けたことが主な要因」と指摘した。同じく10月30日に設定を予定していたフォルティス・アセットマネジメントの「欧州排出権先物価格連動ファンド」(追加型株式投信/限定追加型)も途中で募集を中止した。


提供:モーニングスター社
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