大和投資信託が「11月前半のブラジル市場について」レポート

 大和投資信託は14日、マーケットレター「11月前半のブラジル市場について」を発表した。
11月前半のブラジル株式市場は、世界的な景気下振れリスクに対する警戒感の広がりから投資マネーが新興国や国際商品市場から流出した影響を受け、代表的な株価指数であるボベスパ指数は10月31日から11月13日の間に3.4%下落した。
 グローバルな信用収縮による急激なレアル下落を背景に一部の輸出企業が為替デリバティブ契約で大幅な損失を計上、中小金融機関の資金繰り悪化が懸念され、貿易金融も滞る状況となった。一方、政府は10月に中小金融機関への支援策に動き、ブラジル中央銀行も預金準備率の引き下げを行った。10月30日にはFRB(米連邦準備制度理事会)と最大300億ドルの通貨スワップ協定を締結。さらに、大手民間金融機関の合併や大手国有銀行の中堅銀行買収など業界再編が進んでいる。
 ブラジル株式市場は今後も米国株式市場や国際商品市場の動向に左右され、不安定な展開が想定されると指摘。一方、世界的な金融不安の後退や世界経済の減速などの不透明要因が徐々に払拭されていけば、市場は落ち着きを取り戻し、ブラジルの潜在成長性を反映した値動きになると見込んでいる。


提供:モーニングスター社
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