野村アセットの不動産株ETFが8日続落、REIT指数連動型も大幅安

 不動産関連のETF(上場投資信託)が下げ幅を拡大している。TOPIXの不動産株指数に連動する野村アセットマネジメントのETF「NEXT FUNDS 不動産(TOPIX−17)上場投信(不動産)」<1633.T>は前日比6.80%安と急落し、8日続落となった。
 TOPIXの業種別指数に連動する多くのETFが10月28日の安値をまだ割り込んでいない中で、同ETFは連日の年初来安値更新。組み入れ比率の高い三菱地所<8802.T>、三井不動産<8801.T>、住友不動産<8830.T>が一時、10%近くも下落したことが響いている。国内景気の冷え込みを背景に、オフィス賃料の下落など不動産市況の悪化が目立っており、不動産株の売り圧力が強まっている。
 REIT(不動産投資信託)指数連動型のETFも大幅続落。「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(REIT−ETF)」<1343.T>が同6.04%安、「上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 (上場Jリート)」<1345.T>が同7.43%安となっている。上場Jリートは11日続落。


提供:モーニングスター社
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