世界の鉄道関連株に投資する「グローバル鉄道関連株オープン」(1)

 国際投信投資顧問が7月27日に設定・運用を開始した「グローバル鉄道関連株オープン」<2010072701>。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが米大手鉄道会社を買収したことなどをきっかけに注目を集めている鉄道関連銘柄のうち、同ファンドでは実際に鉄道を運営する鉄道運営株と、鉄道部品や車体組み立てなどの鉄道産業株に分けて別々に管理・投資するが、なかでも成長期待の大きなアジアの銘柄への投資が足元多くなっている。販売会社はみずほ銀行、みずほインベスターズ証券。年2回(4月22日、10月22日)決算。8月25日時点での純資産額は20億8100万円。

 「グローバル鉄道関連株オープン」は、「鉄道運営株マザーファンド」と「鉄道産業株マザーファンド」への投資を通じて、世界の鉄道関連株に投資する。鉄道関連株について、鉄道を運用する事業を営む「鉄道運営」関連、鉄道車両を組み立てる事業を手掛ける「車体組み立て」関連、鉄道車両を構成する部品を製作する「鉄道部品」、鉄道軌道の建設や鉄道関連の施設の製造・建設を行う「施設/建設」の4つの分類に分け、「鉄道運営株マザーファンド」については「鉄道運営」企業の株式に投資し、「鉄道産業株マザーファンド」は「車体組み立て」「鉄道部品」「施設/運営」の3分類の企業の株式に投資する。鉄道産業株は銘柄の裾野も広いが、同ファンドでは長期的な業績の安定性も考慮し、「鉄道運営株」と「鉄道産業株」の投資比率を50%ずつとしている。

 投資ユニバースについては、アナリストのボトムアップ調査をベースに「鉄道関連の事業が業績向上につながるか」、「鉄道関連のなかでもキーコンポーネントを手掛けているか」といった観点から銘柄を選別する。投資ユニバースは現時点においては200銘柄程度となっており、うち50銘柄程度が「鉄道運営」関連の銘柄となり、残りが「鉄道産業」関連の銘柄となる。

 2010年8月4日時点での「鉄道運営株マザーファンド」の組み入れ銘柄数は25銘柄、「鉄道産業マザーファンド」の組み入れ銘柄数は40銘柄となっている。業種別の投資比率では、「鉄道運営」関連が47.0%、「車体組み立て」が17.7%、「鉄道部品」関連が15.0%、「施設/建設」関連が13.9%、キャッシュ等6.4%となっている。地域別でみると、成長期待の高いアジアが31.6%と最も多く、次いで欧州(先進国)25.5%、北米14.2%と続く。
提供:モーニングスター社
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