11月の株式投信の純資産総額は4カ月連続で減少、新規流入も低調

 投資信託協会が11日発表した11月の投信概況では、株式投信の純資産総額は4カ月連続で減少し、40兆5857億円となった。純資産総額は昨年10月のピーク時(約69兆円)から4割近く減少している。設定額も株式投信が前月比33.3%減の5819億円と5年9カ月ぶりの低水準となった。投資信託協会副会長の乾文男氏は、投資信託を取り巻く現在の環境について「マーケットにとって想定外だった9月の米リーマン・ブラザーズの破たんによって、相場観が失われてしまった」とコメント。米国発の金融市場混乱の余波に加え、円の独歩高が影響したとの見方を示した。
 新規購入から解約・償還を差し引いた資金流入額は105億円の資金純増となったが、運用減が1兆5732億円となったことが響いた。今年最後の概況発表にあたり、乾氏は「投資信託にとって、苦しい一年だった」と総括した。


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