みずほ投信が「MHAM南アフリカ・ソブリンファンド(毎月決算型)」を9月28日に設定

 みずほ投信投資顧問は9月28日、南アフリカの債券に投資する「MHAM南アフリカ・ソブリンファンド(毎月決算型)」の設定・運用を開始する。販売会社はみずほ銀行およびSBI証券。毎月(原則、25日)決算。

 「MHAM南アフリカ・ソブリンファンド」は、主に南アフリカ共和国の政府や政府機関、国際機関が発行する南アフリカランド建てのソブリン債に投資する。また、運用については、UBSグローバル・アセット・マネジメント(アメリカス)インクの投資助言を活用する。これまで、FX(外国為替証拠金取引)などを通じた南アフリカ通貨のランドへの投資や、直接海外債券に投資する形では投資家になじみが深かったものの、南アフリカの債券を主要投資対象とするファンドの数自体は実は少なかった。ただ、足元では南アフリカの株式に投資するファンドが相次いで設定されるなど、ファンドを通じた南アフリカの資産への投資は拡大しつつある。

 投資対象の南アフリカ共和国は10年のサッカー・ワールドカップの開催などで大きな注目を集めているほか、足元の金価格の上昇から資源国として、さらには高金利国としての関心が高まっている。こうした南アフリカの特徴に加えて、みずほ投信では潜在的な成長性に注目している。また、世界的な金融危機を経て各国が財政出動を行い、結果として先進国を中心に財政赤字が拡大している一方で、南アフリカ共和国はこうした事態においても国債の発行を積極化していなかったことから「南アフリカは財政面では意外に健全」(クライアントサポート部)という点も魅力だという。南アフリカは20年に開催が予定されているオリンピックにも開催候補国として意欲をみせており、サッカー・ワールドカップ開催と夏季オリンピックが開催予定のブラジルの成長軌跡をなぞるように、将来的には南アフリカも同様の成長を遂げる可能性もある。

 運用については、グローバルに運用拠点を展開するUBSグローバル・アセット・マネジメント(アメリカス)インクの投資助言を活用し、南アフリカとの時差が少ない欧州拠点の情報網を活用する。UBSグローバル・アセット・マネジメント(アメリカス)インクからは、モデルポートフォリオなどの提示も受けるが、運用の大部分はみずほ投信自体が行うという。モデルポートフォリオにおいては、ソブリン債が運用の中心となる。南アフリカの債券市場は新興国債券市場としては比較的規制が少なく、社債等も発行されているが、ソブリン債と比較して流動性などの面で劣ることから、同ファンドはソブリン債が運用の中心となる予定だ。

主な購入費用など
購入時手数料(上限、税込み):3.15%
運用管理報酬(信託報酬率):1.6275%
信託財産留保額:0.2%
提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。