しんきんAMがエクアドル情勢とファンドの状況についてレポート

 しんきんアセットマネジメント投信は16日、12日に債務不履行を実行したエクアドルのソブリン債を組み入れている「しんきんグローバル債券ファンド(奇数月決算型)(愛称=金利の卵)」(追加型証券投信/ファンド・オブ・ファンズ)<2008020601>の運用状況を発表した。
エクアドル政府は12日、旧政権が違法に約定したとして2012年償還の国債(グローバル債)について債務不履行(デフォルト)を決定。その他の国債に関してもデフォルトする可能性が極めて高くなっているという。
「しんきんグローバル債券ファンド」でのエクアドル国債の実質組み入れ比率は0.047%(2銘柄)になる。同ファンドの投資先ファンドの運用チーム(ウエリントンEMDP)はエクアドル情勢について、同国は債務の返済に利用可能な必要資金を保有しており、純粋に政治的な判断から債務不履行が実行されたと想定。このため同国債券の価値が現在の水準以上に評価されてもおかしくなく、保有し続けるのが妥当としている。また、今後の投資スタンスでは同ファンドの実質組み入れ比率が軽微で、インパクトは少なく、エクアドル国債の投資割合も現状維持とする方針としている。


提供:モーニングスター社
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