インベスコ投信が日本経済と株式市場の2009年見通しについてレポート

 インベスコ投信投資顧問は5日、「インベスコが考える日本経済と株式市場 2008年の振り返りと、2009年の見通しについて」と題したレポートで、2009年の展望を発表した。
 日本の経済見通しについては「世界的なリフレ政策とコモディティ価格の下落による交易条件の改善が、日本経済に予想以上の効果をもたらす可能性もある」として、世界が日本の「製品・サービスの質」「技術力」などを再評価すると分析。企業業績は「2009年下半期に緩やかに回復する」と予測している。
 大型株については、異例とも言える金融危機対策が奏功し、極端に悪化した市場センチメントが回復する過程で「バリュエーション上昇が収益悪化を相殺する『「不景気の株高』を想定する」とし、相対的に日本株の魅力は増すとしている。また、中小型株に関しては、株価の反転が市場全体の底打ちよりも早いことに言及、「需給関係で売られ、ファンダメンタルズがき損していない成長株にはチャンスが訪れる」と見ている。



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