“沸騰する”アジアの新興国を「1本釣り」するETFが新登場、初のフィリピン株価指数連動型も

 高成長が期待される新興国の株式について投資家の関心が高まるなか、アジアの株式に投資可能なETF(上場投資信託)の選択肢が増えている。米資産運用大手ブラックロック・グループは26日、インドネシア、タイ、フィリピンの株価指数に連動する3本の米国上場ETFについて、金融庁への届け出が完了したと発表。すでにネット証券大手がこれらのETFの取り扱いを開始している。

 今回取引可能となったのは、「iシェアーズ MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EIDO)」「iシェアーズ MSCI タイ・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(THD)」「iシェアーズ MSCI フィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EPHE)」の3本。ブラックロックによると、EPHEはフィリピンの代表的な株価指数に連動する初めてのETFとなる。

 注目されるのはインドネシア、タイ、フィリピンのいずれの株価指数も過去1年に高いパフォーマンスを達成している点。連動する指数の過去1年間(9月30日まで)のトータルリターンはEIDOが40.50%、THDが53.66%、EPHEが59.17%となっている。

 これまで複数の新興国の株式を幅広く組み入れるETFは存在していたが、今回のように1つの新興国に投資対象を限定したETFが増えることで、投資家が注目する市場だけを「1本釣り」して投資することが可能となる。(坂本浩明)
提供:モーニングスター社
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