12月の株式投信は5カ月ぶりの純資産増

投資信託協会は19日、08年12月の投信概況を発表した。株式投信は昨年7月以来の純資産増となり、40兆円台をキープした。
 株式投信は、設定額が6060億円、解約・償還額が6732億円で672億円の資金純減。しかし、3247億円の運用増となり、全体では2575億円の純資産増と、純資産総額は40兆8433億円となった。微増ではあるが、8月から続いた大幅な純資産減には歯止めがかかった形となる。
 株式投信の純資産総額は08年7月の時点でも60兆9539億円となっていたが、その後の4ヵ月で30%以上(20兆円以上)減少していた。
 投資信託協会副会長の乾文男氏は足元の状況について、「純資産はようやく下げ止まった。ただ、投資家からの資産の流入自体はまだマイナス。今後は経済情勢の好転を示すデータなど、『きっかけ』があれば反転も考えられるが、投資家は引き続き様子見の姿勢のようだ」と分析している。
 投信合計では、1855億円の資産純減となったが3248億円の運用増となり、純資産は1393億円増加の52兆1476億円になった。


提供:モーニングスター社
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