ロシア株や国内小型株に投資する分類が上位に――「類似ファンド分類」・1月の月間リターンランク

 モーニングスターはこのほど、2011年1月末までの類似ファンド分類ごとの過去1カ月間のトータルリターン平均をまとめた。

 主要な類似ファンド分類では、「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」(7本)の過去1カ月間のトータルリターンの平均が4.73%の上昇となり、商品高によるインフレ懸念、利上げ観測に軟調となる新興国株式が目立つなか、ロシア株に投資するファンドが上昇した。また、「国内小型グロース」(37本)が4.60%の上昇となるなど、国内株式のなかでも中小型株式の上昇は続いた。

 主要な類似ファンド分類のなかでは、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」(101本)も2.01%上昇したほか、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」(130本)が1.51%と上昇した。一方で、新興国株式を投資対象とする「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」(131本)は0.56%の下落となり、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」(134本)は0.72%の下落となった。「国内大型ブレンド」(221本)は1.48%の上昇となった。

 下落が目立った類似ファンド分類では、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」(27本)が9.77%の下落、「国際株式・ブラジル(為替ヘッジなし)」(21本)が3.21%の下落。新興国株式に投資するファンドが大きく下落した。
提供:モーニングスター社
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