投信協が1月の投信概況を発表、全体の純資産総額は05年10月以来の50兆円割れ
投資信託協会は13日、1月の投信概況を発表した。投信全体の純資産総額は49兆5810億円と、05年10月以来の50兆円割れとなった。株式投信では、設定額8392億円に対し解約・償還が7493億円で、差し引き899億円と2カ月ぶりの資金純増となったが、運用減の2兆6042億円が響いて、純資産総額が38兆3278億円に落ち込み、同じく05年10月以来の低水準となった。
投信協副会長の乾文男氏は1月の株式投信の運用減について、「日経平均株価の下落に加え、1月はドル・円が1.6%の円高・ドル安、ユーロ・円が9.3%の円高・ユーロ安と、他通貨に比べて円高が進んだことも響いた」と分析している。また、銀行窓販の純資産総額シェアが前月比0.6ポイント減の42.1%となった点について、「窓販シェアは相場低迷の中でも増加傾向にあっただけに、銀行が販売商品を投信から他商品に切り替えている可能性がある」(同)と指摘した。
2月の新規投信設定は13日現在で単位型6本、追加型16本で計22本を予定。08年の月平均設定本数の41本、前年同月の35本からは大幅減となり、新規設定の低調傾向は続いている。
提供:モーニングスター社
投信協副会長の乾文男氏は1月の株式投信の運用減について、「日経平均株価の下落に加え、1月はドル・円が1.6%の円高・ドル安、ユーロ・円が9.3%の円高・ユーロ安と、他通貨に比べて円高が進んだことも響いた」と分析している。また、銀行窓販の純資産総額シェアが前月比0.6ポイント減の42.1%となった点について、「窓販シェアは相場低迷の中でも増加傾向にあっただけに、銀行が販売商品を投信から他商品に切り替えている可能性がある」(同)と指摘した。
2月の新規投信設定は13日現在で単位型6本、追加型16本で計22本を予定。08年の月平均設定本数の41本、前年同月の35本からは大幅減となり、新規設定の低調傾向は続いている。
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