野村AMの「野村新世界高金利通貨投信(毎月分配型)」、投資対象通貨をロシアからトルコに入れ替え

 野村アセットマネジメントは4月6日、「野村新世界高金利通貨投信(毎月分配型)」<2007112701>の投資対象通貨の10通貨の中で、ロシアルーブルをトルコリラに入れ替えたと発表した(実際には、主要投資対象の外国籍投信で実施)。

 トルコの金利水準がロシアを上回り、トルコの投資魅力度が向上した。景気拡大を迎えるトルコとインフレ抑制を図るロシアという見方から、今回の対象通貨の入れ替えに至った。

 トルコの2010年第4四半期の実質GDP(国内総生産)成長率は前年同期比プラス9.2%(市場予想は同プラス7.4%)と堅調で、2011年に入ってからも景気拡大基調にある。半面、相対的に高い金利水準から短期的な資金流入による自国通貨高が懸念され、トルコ中央銀行は2010年12月、2011年1月と2カ月連続の政策金利引き下げを実施した。現在の為替レートは、輸入増に伴う経常収支の赤字拡大、中東情勢の緊迫化などのネガティブな材料を織り込んだ水準にあり、今後は原油価格の上昇、インフレ、景気拡大の局面が予想され、政策金利の引き上げに転じる公算が大きい。

 一方、ロシアはエネルギー部門を中心に景気拡大が続いているものの、インフレ抑制を図るロシア中央銀行は2月に政策金利の引き上げを発表した。3月には通貨バスケットに対する為替レートの変動レンジを拡大して実質的に通貨高を容認、インフレ抑制効果を狙った。
提供:モーニングスター社
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