国際株式や国際REIT関連などが上位に浮上―10月の「カテゴリー」月間リターンランク
モーニングスターはこのほど、2011年10月末を基準にカテゴリーごとの過去1カ月間のトータルリターン平均をランキングした。
当月は全72カテゴリー中、国際株式型を中心に多くのカテゴリーでトータルリターンがプラスとなった。9月はプラスとなったカテゴリーが10未満だったことに比べれば、大きく改善した格好だ。10月は、下旬のEU(欧州連合)首脳会談でEFSF(欧州金融安定化基金)強化の合意に至るなど欧州財政不安が緩和をみせたことなどを背景に、各国の株価が全体的に上昇傾向となった。
こうした市場環境下、トータルリターン上位には、海外の株式や海外のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドのカテゴリーが名を連ねた。「国際株式・グローバル・除く日本(ヘッジなし)」が14.65%、「国際株式・エマージング・複数国(ヘッジなし)」が11.49%、「国際株式・グローバル・含む日本(ヘッジなし)」が10.49%などとなっている。また、原油先物価格が反発したことやリスク選好の動きもあり、豪州、ブラジル、ロシアといった資源国単一国の株式を中心に投資するカテゴリーも上位を占めた。
一方、国内の株式や、国内のREITに投資するカテゴリーがランキング下位となった。円高などが重しとなり、国内の株式が海外に比べ伸び悩んだことが一因とみられる。特に小型株、中型株が振るわず、大半のカテゴリーのトータルリターンがマイナスとなった。こうした中、大型株は「国内大型グロース」が2.47%、「国内大型ブレンド」が1.07%となった。
なお、10月は債券関連カテゴリーのトータルリターン順位が相対的に下がったが、比較的リスク性があり通貨選択型ファンドの本数も多い「国際債券・ハイイールド債(ヘッジなし)」が9.07%となり、国際債券型で上位のパフォーマンスを示している。
提供:モーニングスター社
当月は全72カテゴリー中、国際株式型を中心に多くのカテゴリーでトータルリターンがプラスとなった。9月はプラスとなったカテゴリーが10未満だったことに比べれば、大きく改善した格好だ。10月は、下旬のEU(欧州連合)首脳会談でEFSF(欧州金融安定化基金)強化の合意に至るなど欧州財政不安が緩和をみせたことなどを背景に、各国の株価が全体的に上昇傾向となった。
こうした市場環境下、トータルリターン上位には、海外の株式や海外のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドのカテゴリーが名を連ねた。「国際株式・グローバル・除く日本(ヘッジなし)」が14.65%、「国際株式・エマージング・複数国(ヘッジなし)」が11.49%、「国際株式・グローバル・含む日本(ヘッジなし)」が10.49%などとなっている。また、原油先物価格が反発したことやリスク選好の動きもあり、豪州、ブラジル、ロシアといった資源国単一国の株式を中心に投資するカテゴリーも上位を占めた。
一方、国内の株式や、国内のREITに投資するカテゴリーがランキング下位となった。円高などが重しとなり、国内の株式が海外に比べ伸び悩んだことが一因とみられる。特に小型株、中型株が振るわず、大半のカテゴリーのトータルリターンがマイナスとなった。こうした中、大型株は「国内大型グロース」が2.47%、「国内大型ブレンド」が1.07%となった。
なお、10月は債券関連カテゴリーのトータルリターン順位が相対的に下がったが、比較的リスク性があり通貨選択型ファンドの本数も多い「国際債券・ハイイールド債(ヘッジなし)」が9.07%となり、国際債券型で上位のパフォーマンスを示している。
提供:モーニングスター社