「国際REIT・特定地域」など海外REIT関連が上位―12月の「カテゴリー」月間リターンランク

 モーニングスターはこのほど、2011年12月末を基準にカテゴリーごとの過去1カ月間のトータルリターン平均をランキングした(モーニングスターインデックス基準)。

 同期間、主要なカテゴリーのトータルリターン上位には海外REIT(不動産投資信託)に投資するカテゴリーが並んだ。「国際REIT・特定地域(為替ヘッジあり)」が8.80%となったことをはじめ、「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」が6.12%、「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジあり)」が4.39%、「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が4.17%と続き、上位を占めた。

 一方、トータルリターン下位では、反政府デモの拡大懸念などが響いたとみられる「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」がマイナス8.27%となったほか、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」がマイナス7.70%と大きく下落した。

 全体ではトータルリターンがプラスとなったカテゴリーの方が優勢だった。12月の投資環境は、大手格付け機関による欧州諸国の国債格下げが懸念されるなど欧州債務問題が依然として重しとなった半面、米国で住宅関連指標や12月の消費者信頼感指数が改善を示すなど、ポジティブな材料もみられた。

 主力カテゴリーのうち、通貨選択型ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が2.33%と、円が主要通貨に対し上昇傾向となったものの堅調だった。「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジ無し)」は0.99%とプラスで、比較的リスクのある資産に投資するカテゴリーにも底堅さがみられた。

 他の主力カテゴリーでは、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が1.96%、「バランス」が0.97%となった一方、「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」がマイナス0.74%、「国内大型ブレンド」マイナス0.10%と若干振るわず、まちまちだった。
提供:モーニングスター社
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