「野村PIMCO・米国ハイ・イールド(NZドル)年2回」が上位―2011年の年間リターンランク
モーニングスターはこのほど、2011年12月末を基準とした過去1年間のトータルリターンをランキングした(DC、SMA専用、ETF、およびブル・ベア型を除く)。
個別ファンドのトータルリターン上位では、ニュージーランド・ドルで為替ヘッジしつつ米ハイイールド債券に投資する、通貨選択型ファンドの「野村PIMCO・米国ハイ・イールド(NZドル)年2回」<2009090909>が20.55%でトップとなった。次いで、「野村 北米REIT投信(円コース)年2回」<2009102105>が17.46%。「HSBC インドネシア債券オープン(毎月決算)」<2010082602>が14.74%、「ダイワ・インドネシア・ルピア債(毎月分配型)」<2010101802>が13.96%と続き、インドネシア債券に投資するファンドの好調ぶりが目立った。また、「大和住銀 日本小型株ファンド」<2004061102>が12.79%と、国内株式に投資するファンドも上位に入った。
一方、トータルリターン下位では、「HSBC インド・インフラ株式オープン」<2009100101>がマイナス64.43%となったことをはじめ、インド株式に投資するファンドが占めた。インフレ圧力などが重しとなり、インドの株価が軟調に推移したことが背景にあるとみられる。ファンド全体でみてもマイナスとなったものが多かった。2011年は東日本大震災の発生や、欧州債務問題の再燃、主要通貨に対する円高進行など、厳しい投資環境が続いたことが影響している。
次に、カテゴリーごとのトータルリターン平均(モーニングスターインデックス基準)をランキングした。上位には、為替ヘッジしつつ海外債券に投資するカテゴリーが目立った。「国際債券・物価連動債(為替ヘッジあり)」が9.08%となり、次いで、「国際REIT・特定地域(為替ヘッジあり)」が8.18%、「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」が5.50%などと続いた。
一方、トータルリターン下位では、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」がマイナス40.03%、「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」がマイナス30.25%、「国際株式・ブラジル(為替ヘッジなし)」がマイナス26.38%、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」がマイナス26.02%となり、BRICs各国の株式に投資するカテゴリーが占めた。「国内REIT」などもマイナス22.59%と低調だった。
半数以上のカテゴリーがマイナスとなるなか、主力カテゴリーでは「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」がマイナス21.89%、「国内大型ブレンド」がマイナス17.24%と振るわなかった。通貨選択型ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」がマイナス5.44%、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」がマイナス4.13%と、一定の底堅さはみられたものの、円高基調などが響いた格好で低調な水準だった。
提供:モーニングスター社
個別ファンドのトータルリターン上位では、ニュージーランド・ドルで為替ヘッジしつつ米ハイイールド債券に投資する、通貨選択型ファンドの「野村PIMCO・米国ハイ・イールド(NZドル)年2回」<2009090909>が20.55%でトップとなった。次いで、「野村 北米REIT投信(円コース)年2回」<2009102105>が17.46%。「HSBC インドネシア債券オープン(毎月決算)」<2010082602>が14.74%、「ダイワ・インドネシア・ルピア債(毎月分配型)」<2010101802>が13.96%と続き、インドネシア債券に投資するファンドの好調ぶりが目立った。また、「大和住銀 日本小型株ファンド」<2004061102>が12.79%と、国内株式に投資するファンドも上位に入った。
一方、トータルリターン下位では、「HSBC インド・インフラ株式オープン」<2009100101>がマイナス64.43%となったことをはじめ、インド株式に投資するファンドが占めた。インフレ圧力などが重しとなり、インドの株価が軟調に推移したことが背景にあるとみられる。ファンド全体でみてもマイナスとなったものが多かった。2011年は東日本大震災の発生や、欧州債務問題の再燃、主要通貨に対する円高進行など、厳しい投資環境が続いたことが影響している。
次に、カテゴリーごとのトータルリターン平均(モーニングスターインデックス基準)をランキングした。上位には、為替ヘッジしつつ海外債券に投資するカテゴリーが目立った。「国際債券・物価連動債(為替ヘッジあり)」が9.08%となり、次いで、「国際REIT・特定地域(為替ヘッジあり)」が8.18%、「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジあり)」が5.50%などと続いた。
一方、トータルリターン下位では、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」がマイナス40.03%、「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」がマイナス30.25%、「国際株式・ブラジル(為替ヘッジなし)」がマイナス26.38%、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」がマイナス26.02%となり、BRICs各国の株式に投資するカテゴリーが占めた。「国内REIT」などもマイナス22.59%と低調だった。
半数以上のカテゴリーがマイナスとなるなか、主力カテゴリーでは「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」がマイナス21.89%、「国内大型ブレンド」がマイナス17.24%と振るわなかった。通貨選択型ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」がマイナス5.44%、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」がマイナス4.13%と、一定の底堅さはみられたものの、円高基調などが響いた格好で低調な水準だった。
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