ドイチェAMの「日興 DWS グローバル金融機関債券パッケージ 2012−06」、18日募集開始

 ドイチェ・アセット・マネジメントは5月18日から、単位型ファンド「日興 DWS グローバル金融機関債券パッケージ 2012−06(愛称:G−SIFIs)」の募集を開始した。募集期間は6月7日まで。設定日は6月8日。信託期間は2018年1月31日まで。販売会社はSMBC日興証券。年2回決算(原則、1月8日と7月8日)。同ファンドは「G−SIFIs」と呼ばれるグローバルな金融システムの維持・安定に欠かせない重要な金融機関として指定された金融機関が発行する劣後債に投資する、類例のないファンドとなっている。また、外貨建て資産については原則為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を図る。

 「日興 DWS グローバル金融機関債券パッケージ 2012−06」は、主に「G−SIFIs」が発行する劣後債に投資する。「G−SIFIs」とは、金融安定理事会(FSB、世界主要国の金融監督当局等で構成される)が、金融システム上重要な金融機関として世界の銀行29行を指定したもの。「G−SIFIs」は一般の金融機関よりも厳しい財務健全性が要求され、自己資本の上乗せなどが要請されるため、こうした財務健全性の向上から信用リスクなどの低下が期待される。「G−SIFIs」は、日本から三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループの3行が選ばれるなど世界的にも著名な金融機関のみで構成されており、さらに財務健全性の向上が期待されることから、投資対象としてもより安心度の増す形となっている。
 また、運用指図に関する権限は、ドイチェ・アセット・マネジメント・グループのDWSインベストメントGmbHに委託し、DWSインベストメントGmbHの投資適格債券チームが運用を担当する。

 同ファンドの投資対象となる劣後債は、発行体が破たんなどに陥った場合に元利金の返済順位が普通社債などの一般債務よりも低いなどの理由から利回りが高くなる傾向があるという。実際、2012年3月末時点で銀行セクターの劣後債と普通社債の利回りを比較すると、普通社債の3.6%に対して永久劣後債および期限付劣後債は5%台後半と、劣後債の利回りがより高くなっている。こうした劣後債を組み入れることで普通社債と比べて相対的に高い利回りを追求すると同時に、「G−SIFIs」に注目した分散投資を行うことでリスク低減につなげる仕組みを持つファンドとなる。

 同ファンドは単位型ファンドであり、主にファンドの償還日前後で償還(早期償還を含む)を迎える債券などを中心に投資し、バイ・アンド・ホールド戦略を基本とする。原則として銘柄入れ替えを行わないため、投資対象の入れ替えなどに伴うコスト等も削減できる。投資対象債券は主に取得時に原則としてBBB格相当以上の投資適格債として分散投資を行い、為替ヘッジにより為替の変動リスクを抑えている。

<主な購入費用など>
 購入単位:10万口以上1万口単位(1口=1円)

 購入時手数料(税込み):2.1%(上限)

 運用管理費用(信託報酬)(税込み、年率):0.9975%

 信託財産留保額:1.0%
提供:モーニングスター社
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