2012年7月後半の新設ファンドは計18本―カバードコール戦略を活用するファンドが目立つ

 モーニングスターがまとめた、2012年7月後半(7月16日から31日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(マネープールファンド除く、限定追加型含む)は計18本となる見通し。7月前半の15本(同)から増加し、前年同期間の20本(同)からは減少する見込みとなる。中国株式やニュージーランド株式、新興国債券やトルコ債券など多種多様な投資対象ファンドの設定が予定される一方、外貨建て資産のオプション部分売却によるプレミアム収入獲得(カバードコール戦略)を目指すファンドの設定予定も目立っている。

 三井住友アセットマネジメントが7月27日に設定を予定する「日興アジア・Hイールド債券プレミアム(毎月)」は、日本を除くアジアの米ドル建てのハイ・イールド債券を主要投資対象としつつ、コールオプション(買う権利)の売却によるプレミアム収入の獲得を目指す戦略を採用する。

 大和住銀投信投資顧問が7月30日に設定を予定する「オーストラリア高配当株プレミアム(毎月)」は、オーストラリア株式を主要投資対象とし、相対的に配当利回りの高い銘柄に投資する。また、豪ドル買い・円売りのオプション売却により、プレミアム収入の獲得を目指す戦略を採用する。

 一方、7月前半(7月2日から13日まで)の新設ファンドの当初設定額については、15本で218億円が集まった。国際投信投資顧問が7月6日に設定した「アジア・オセアニア好配当株オープン(毎月)」が83億円を集めたほか、新光投信が7月9日に設定した「ニュー・ハイインカム・P(毎月)レアル・6カ月」などシリーズ5本は、総額99億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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