2012年8月後半の新設ファンドは計13本―ハイイールド債券、高配当株式ファンドが目立つ

 モーニングスターがまとめた、2012年8月後半(8月16日から31日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(SMA向け、限定追加型含む、マネープール除く)は計13本となる見通し。8月前半の7本(同)から増加し、前年同期間の7本(同)からも増加する見込みとなる。米国やアジアのハイイールド債券に投資するファンドや豪州・アジアの高配当株式に投資するファンドの設定予定が目立っている。

 大和証券投資信託委託が8月17日に設定を予定する「ツインポート中国株&米国Hイル債(限追)H有」および「ツインポート中国株&米国Hイル債(限追)H無」は、米ドル建てのハイイールド債券への投資に加え、香港H株指数先物取引を活用して中国株式の値上がり益獲得も狙う。基準価額が一度でも1万3000円を超えた場合は、安定運用の後、繰上償還を目指す。

 T&Dアセットマネジメントが8月31日に設定を予定する「豪州高配当株ツインαファンド(毎月分配型)」は、オーストラリアの高配当株式等を主要投資対象とし、相対的に高いインカムの獲得を図る。また、株式オプション取引、通貨オプション取引による投資成果の獲得も目指す。このほか、単位型株式投信では4本の設定が予定されている。

 一方、8月前半(8月1日から15日まで)の新設ファンドの当初設定額については、7本で計152億円が集まった。中でも、UBSグローバル・アセット・マネジメントが8月13日に設定した「UBS G好利回りCB2012−08(円H)<限追>」<2012081301>が118億円を集めた。単位型株式投信では、5本の新規設定があり、計583億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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