2012年9月前半の新設ファンドは計19本―新興国に投資するファンドが目立つ

 モーニングスターがまとめた、2012年9月前半(9月3日から14日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(DC、SMA、限定追加型含む、マネープール除く)は計19本となる見通し。8月後半の13本(同)から増加し、前年同期間の6本(同)からも増加する見込みとなる。新興国の為替に投資するファンドや国内株式に投資するSMA向けファンドの設定が目立っている。

 マニュライフ・インベストメンツ・ジャパンが9月7日に設定を予定する「マニュライフ・カナダ債券ファンド」は、カナダドル建ての公社債等を主要投資対象とし、基本的に取得時における格付けが「投資適格」の債券に投資する。また、みずほ投信投資顧問が9月10日に設定を予定する「みずほ ブラジル新成長株式ファンド」は、ブラジルの株式(預託証券含む)を主要投資対象とする。このほか、世界の好利回りCB(転換社債)に投資して円ヘッジする限定追加型ファンドや単位型株式投信が2本設定される予定となっている。

 一方、8月後半(8月16日から31日まで)の新設ファンドの当初設定額については、13本で計448億円が集まった。中でも、T&Dアセットマネジメントが8月31日に設定した「米国リート・プレミアム(毎)通貨プレミアム」<2012083102>が169億円を集めた。単位型株式投信では、4本の新規設定があり、計1467億円と大きな設定金額となった。
提供:モーニングスター社
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