「野村 米国ハイ・イールド債券(豪ドル)毎月」が2カ月連続で首位―8月の純資産増加額

 モーニングスターはこのほど、8月の国内追加型株式投信の純資産増加額月間ランキングをまとめた(期間中の新設ファンド、DC、SMA、ETFは除く)。

 「野村 米国ハイ・イールド債券(豪ドル)毎月」<2009012804>が289億円の増加で、2カ月連続の第1位となった。次いで第2位は「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」<2003120902>で285億円の増加。第3位は「ハイインカム・ソブリン・F毎月(リラ)」<2009071003>で158億円増加した。このほか、上位ではオーストラリアや新興国の株式に投資するファンド、新興国のソブリン債に投資するファンドなどの増加額が目立ったものの、前月に比べ増加額は全体的に小幅にとどまった。

 8月の米欧の主要株価指数は、7月の米雇用統計が市場予想を上回ったことや、ドラギECB(欧州中央銀行)総裁がユーロ圏国債の購入再開計画に言及したことに対し、ドイツのメルケル首相が条件付きながらも支持したことなどが好材料となり、概ねプラスとなった。一方、日経平均株価は前月末比で上昇したものの、TOPIX(東証株価指数)は7月の鉱工業生産指数の悪化などが響いて月末にかけて下げ、前月末比0.63%の下落となった。

 一方、純資産減少額上位では、「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」<2003041801>が390億円の減少で、純資産減少額1位となった。次いで、「新光 US―REITオープン」<2004093002>が377億円の減少、「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」<2004070201>が330億円の減少などとなった。

 なお、カテゴリーごとの純資産増加額では、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジあり)」、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジあり)」、「国内REIT」などが上位にならんだ。
提供:モーニングスター社
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