「国内REIT」が首位に―8月の「カテゴリー」月間リターン
モーニングスターはこのほど、8月末を基準にカテゴリーごとの過去1カ月間のトータルリターン平均をランキングした(モーニングスターインデックス基準、ブル型ベア型を除く)。
同期間のカテゴリー平均は「国内REIT」が3.44%の上昇で第1位に、「国際債券・欧州(為替ヘッジなし)」が3.18%の上昇で第2位、「国際株式・欧州(為替ヘッジなし)」が3.02%の上昇で第3位、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が1.91%の上昇で第4位、「コモディティ」が1.70%の上昇で第5位となった。
同期間は、「国内REIT」は底堅く推移し、月後半に不動産関連銘柄が上昇したことに加え、下旬に発表された地価動向報告(7月1日時点)で上昇地点が前回の4月時点から増加したことなどが影響し、首位となった。一方、ECB(欧州中央銀行)が南欧諸国の国債買い入れ計画を発表し、ドイツがECBを条件付きながらも支持したことなどから欧州債務問題への警戒感が和らぎ、外国為替市場でユーロ円は円安・ユーロ高が進み、欧州の債券や株式に投資するカテゴリーもぞれぞれ上位となった。また、米国でも7月の雇用統計など経済指標が改善する一方で、追加金融緩和期待が高まったことなどから円安・ドル高が進み、米国株式を主要投資対象とするカテゴリーも上位となった。コモディティは原油先物に投資するファンドを中心に概ね好調だったものの、原油先物のショートポジションをとるファンドの一部が大きく下落したことから、カテゴリー平均では小幅な上昇にとどまった。
一方、トータルリターン平均の下位では、「国内中型バリュー」が2.07%の下落となり、「国内大型バリュー」が1.75%の下落、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」が1.18%の下落、「国内小型バリュー」と「国際債券・オセアニア(為替ヘッジ)」がともに0.88%の下落となるなど、国内株式型バリューの下落が目立った。株価の上昇局面で割安銘柄が出遅れたことが影響したものと思われる。また、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」は、中国当局による不動産市場引き締めへの警戒感や中国企業の四半期決算が低調だったことなどから、下落した。
所属ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「国内大型ブレンド」が0.32%の下落、「安定成長」が0.73%の上昇、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が1.57%の上昇となるなど、まちまちだった。
提供:モーニングスター社
同期間のカテゴリー平均は「国内REIT」が3.44%の上昇で第1位に、「国際債券・欧州(為替ヘッジなし)」が3.18%の上昇で第2位、「国際株式・欧州(為替ヘッジなし)」が3.02%の上昇で第3位、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が1.91%の上昇で第4位、「コモディティ」が1.70%の上昇で第5位となった。
同期間は、「国内REIT」は底堅く推移し、月後半に不動産関連銘柄が上昇したことに加え、下旬に発表された地価動向報告(7月1日時点)で上昇地点が前回の4月時点から増加したことなどが影響し、首位となった。一方、ECB(欧州中央銀行)が南欧諸国の国債買い入れ計画を発表し、ドイツがECBを条件付きながらも支持したことなどから欧州債務問題への警戒感が和らぎ、外国為替市場でユーロ円は円安・ユーロ高が進み、欧州の債券や株式に投資するカテゴリーもぞれぞれ上位となった。また、米国でも7月の雇用統計など経済指標が改善する一方で、追加金融緩和期待が高まったことなどから円安・ドル高が進み、米国株式を主要投資対象とするカテゴリーも上位となった。コモディティは原油先物に投資するファンドを中心に概ね好調だったものの、原油先物のショートポジションをとるファンドの一部が大きく下落したことから、カテゴリー平均では小幅な上昇にとどまった。
一方、トータルリターン平均の下位では、「国内中型バリュー」が2.07%の下落となり、「国内大型バリュー」が1.75%の下落、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」が1.18%の下落、「国内小型バリュー」と「国際債券・オセアニア(為替ヘッジ)」がともに0.88%の下落となるなど、国内株式型バリューの下落が目立った。株価の上昇局面で割安銘柄が出遅れたことが影響したものと思われる。また、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」は、中国当局による不動産市場引き締めへの警戒感や中国企業の四半期決算が低調だったことなどから、下落した。
所属ファンドの本数が多いカテゴリーでは、「国内大型ブレンド」が0.32%の下落、「安定成長」が0.73%の上昇、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が1.57%の上昇となるなど、まちまちだった。
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