国際リート、中国などエマージング株式に投資するファンドが上昇――7月の投信市場
7月の国内投信市場をモーニングスター・類似ファンド分類ごとの1カ月リターンの平均を見ると、主な類似ファンド分類では、「国際株式REIT(上場不動産投資信託)(為替ヘッジあり)」が13.1%と高いプラスとなった。一方、マイナスとなった類似ファンド分類では総じてマイナス幅は小さいものとなった。
1カ月リターンの上位には、「国際株式・中国(為替ヘッジあり)」、「国際株式・エマージング」「国際株式・アジア・オセアニア(為替ヘッジなし)」が並び、新興国の株式に投資するタイプのファンドが総じて堅調だった。特に中国では上海総合指数が前月末比13.43%と大きく上昇。7月上旬は中国で銀行融資の過熱感が問題視され、軟調に推移した。ただ、16日発表の2009年4−6月の実質GDP(国内総生産)成長率が前年比7.9%と前四半期の同6.1%を大幅に上回る大幅上昇となった。国内株式では「国内大型グロース・純資産額500億円以上」が4.3%の上昇と、グロース銘柄に投資するファンドが堅調だった。
7月の各国市場は、TOPIX(東証株価指数)の終値が2.37%高の950.26ポイントと、7月半ばまでは下落したものの後半は切り返した。NYダウも7.85%高の9171ドルと、9000ドル台を回復した。米10年国債利回りは小幅低下したが、日本の10年債利回りは上昇した。外国為替市場は、ドル・円、ユーロ・円ともに小幅の円安となった。
提供:モーニングスター社
1カ月リターンの上位には、「国際株式・中国(為替ヘッジあり)」、「国際株式・エマージング」「国際株式・アジア・オセアニア(為替ヘッジなし)」が並び、新興国の株式に投資するタイプのファンドが総じて堅調だった。特に中国では上海総合指数が前月末比13.43%と大きく上昇。7月上旬は中国で銀行融資の過熱感が問題視され、軟調に推移した。ただ、16日発表の2009年4−6月の実質GDP(国内総生産)成長率が前年比7.9%と前四半期の同6.1%を大幅に上回る大幅上昇となった。国内株式では「国内大型グロース・純資産額500億円以上」が4.3%の上昇と、グロース銘柄に投資するファンドが堅調だった。
7月の各国市場は、TOPIX(東証株価指数)の終値が2.37%高の950.26ポイントと、7月半ばまでは下落したものの後半は切り返した。NYダウも7.85%高の9171ドルと、9000ドル台を回復した。米10年国債利回りは小幅低下したが、日本の10年債利回りは上昇した。外国為替市場は、ドル・円、ユーロ・円ともに小幅の円安となった。
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