中国株式ファンドの新規設定中止が相次ぐ、既存ファンドも純資金流出基調に

 尖閣諸島問題に端を発する反日運動の影響で、中国株式ファンドの人気が低迷している。

 SBIアセットマネジメントが10月30日設定を予定していた「中国本土人民投資信託(毎月分配型)」は募集低調から設定を中止。このほか、10月はユナイテッド投信の「中国A株オープン」、三井住友アセットマネジメントの「中国株利回りファンド2012−10(限定追加型)」がそれぞれ設定を中止し、岡三アセットマネジメントの「中国A株オープン」は設定延期の構えとなっている。

 一方、中国株式ファンド(モーニングスターカテゴリー「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」)の純資金流出入をみると、2012年3月以降、純資金流出基調で推移しており、反日暴動が激化した9月は211億円の純資金流出で、カテゴリー内のほとんどのファンドが純資金流出となり、純資金流入のファンドはゼロだった。また、足元の10月の途中集計(1日から29日まで、モーニングスター推計)でも、158億円の純資金流出となっている。こうした既存の中国株式ファンドの純資金流出入の動向も、新規設定の中止に少なからず影響を与えているものと思われる。
提供:モーニングスター社
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