11月前半の新設ファンドは計9本―海外資産、国内資産に投資する様々なファンドが設定予定

 モーニングスターがまとめた、2012年11月前半(11月1日から15日まで)の追加型株式投信の新規設定予定本数(DC、SMA、限定追加型含む、マネープール除く)は計9本となる見通し。10月後半の17本(同)から減少し、前年同期間の18本(同)からも減少する見込みとなる。海外資産ではアジアや海外インフラ企業を投資対象とする株式ファンド、ハイイールド債券ファンドなどがあり、国内資産では日経平均株価の値動き等に着目するブル・ベア型ファンド、限定追加型のJ−REITファンド、円資産で構成されるバランス型ファンドなど様々なタイプのファンドの設定が予定されている。

 新光投信が11月1日に設定を予定する「短期ハイイールド債券ファンド(ヘッジあり)<愛称:ヴィンテージ>」は、海外の短期高利回り社債を投資対象とし、主としてBB格(S&P基準)相当の格付けが付与されている社債に投資する。原則として、繰り上げ償還条項を考慮し、平均デュレーションを2年以内とする運用を行う。

 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが11月8日に設定を予定する「ステートストリート・ゴールドF(ヘッジ有)」は、金現物拠出型上場外国信託「SPDR(スパイダー)ゴールド・シェア」を主要投資対象とする。加えて、投資金額相当の米ドルについて、原則として為替ヘッジを行い、金地金価格を示す「ロンドン午後金値決め価格(1トロイオンス当たり/米ドルベース)」の円ヘッジベースの動向を反映する投資成果の獲得を目指す。

 また、東京海上アセットマネジメント投信が11月9日に設定を予定する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月)」は、国内の債券・株式・REIT(不動産投信)にそれぞれ70%・15%・15%の配分比率で分散投資することを基本とする。

 一方、10月後半(10月16日から31日まで)の新設ファンド(除く、単位型ファンド)の当初設定額については、17本(同)で計1232億円が集まった。中でも、野村アセットマネジメントが10月24日に設定した「高配当インフラ関連株プレミアム 通貨毎月」<2012102402>が469億円を集めたほか、同シリーズの「高配当インフラ関連株プレミアム 円毎月」<2012102401>が154億円、「高配当インフラ関連株プレミアム 円年2回」<2012102403>が105億円、「高配当インフラ関連株プレミアム 通貨年2回」<2012102404>が87億円を集め、同シリーズ4本合計で約817億円となる大型設定が目立った。

 なお、単位型株式投信では、5本の新規設定があり、計572億円を集めた。
提供:モーニングスター社
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