５月７−１０日の新興国通貨建て投信の純流出入額（設定額から解約額を差し引いた金額）についてモーニングスターが集計したところ、３６０億円の流入超と前々週の５００億円の流入超から縮小した。通貨別に見るとリラ建ての２５０億円の流入超（同２４０億円の流入超）、レアル建て投信の１１０億円の流入超（同２２０億円の流入超）が目立つ。

＜主要通貨別の純流出入（前週末比）／純資産額（５月１０日時点）＞

　ブラジルレアル建て投信＝１１０億円の流入／７兆４９６０億円

　豪ドル建て投信＝２２０億円の流出／５兆１４６０億円

　トルコリラ建て投信＝２５０億円の流入／７７６０億円

　米ドル建て投信＝４０億円の流入／７１８０億円

　メキシコペソ建て投信＝３０億円の流入／１９３０億円

　ユーロ建て投信＝１０億円の流出／１６４０億円

　インドネシアルピア建て投信＝４０億円の流入／１３１０億円

　南アフリカランド建て投信＝１０億円の流入／１２３０億円

　インドルピー建て投信＝変わらず／３８０億円

　人民元建て投信＝変わらず／２７０億円

　ロシアルーブル建て投信＝変わらず／７０億円

・推計対象ファンドは、前月末時点の追加型株式投信（ＥＴＦ、限定追加型などを除く）のうち、各通貨建ての債券ファンドと通貨選択型ファンド。

・通貨選択型以外はグローバル債券ファンドや複数の新興国に投資する債券ファンドを含まない。

・過去月の償還ファンドは集計に含まれない。また、分配金支払いによる資金流出入は含んでいない。
提供：モーニングスター社