9月後半の新規設定ファンドは31本、多様なファンドが並ぶ――新規設定ファンド動向

 モーニングスターがまとめた9月後半(15日から30日まで)の新規設定の追加型ファンドでは、新設ファンドの本数は31本となる予定だ(9月17日時点)。8月後半の新規設定ファンド本数は11本(限定追加型含む)、8月全体では22本と低調だったが、9月の新設ファンド本数は54本と大きく増える予定。08年9月の23本からも大きく増えることになる。

 9月後半の新規設定ファンドでは、国際投信投資顧問の「新興国公社債オープン(通貨選択型)」や、ドイチェ・アセット・マネジメントの「DWS通貨選択型エマージング・ソブリン・ボンド・ファンド」といったこれまで投資家の人気を集めてきた「通貨選択型」ファンドのほかにも、月末から月初にかけて日経平均株価指数に投資するバークレイズ・キャピタル・ファンド・ソリューションズ・ジャパンの「TOM運用日本株式ファンド」、アジア地域のソブリン債などに投資する国際投信の「アジア・ソブリン・オープン」など幅広い内容のファンドが並んだ。

 また、ETFでも、国内初の海外債券指数に連動するETFである「上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)(愛称=上場外債)」が9月30日に上場する予定。連動対象の指数はシティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)であり、注目を集めそうだ。

 9月16日に設定・運用を開始したノムラ・アジア・シリーズ(「ノムラ・印度・フォーカス」「ノムラ・韓国・フォーカス」「ノムラ・台湾・フォーカス」「マネープール・ファンド」)は4ファンドで当初募集期間中に351億円を集める順調なスタートを切った。

 大和住銀投信投資顧問の「大和住銀中国株式ファンド」は17日の設定だが、当初募集金額を大きく集めたもよう。同じく中国株などに投資する三井住友アセットマネジメントの「三井住友・中国・台湾株式オープン」、UBS・グローバル・アセット・マネジメントの「日興UBS中国A株ファンド」の当初募集金額が伸びるかにも注目したい。
提供:モーニングスター社
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