大和投資信託の「ダイワ/BR グリーン・ニューエネルギー・F」、純資産は283億円超まで拡大(1)

 大和投資信託は8月26日、「ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド」(追加型/内外/株式)<2009082601>の設定・運用を開始した。同ファンドは、世界的に大きな注目を集める米国版「グリーン・ニューディール」政策の主要テーマの一つである代替エネルギーなど「ニューエネルギー」に関する国内外の株式に投資するファンドになる。当初募集期間(8月3日から25日)に集めた金額は173億円となり、9月18日時点の純資産総額は283億8600万円と拡大している。「環境関連やエマージング関連といった2テーマは個人投資家の関心が高いが、なかでも(『ニューエネルギー』を含む)環境関連は具体的政策が出ていることもあり、より現実味を増している」(エクイティ外国運用部)ため、投資家を惹(ひ)きつけているようだ。販売会社は大和証券。年1回8月25日(休日の場合、翌営業日)決算。
 「ダイワ/ブラックロック グリーン・ニューエネルギー・ファンド」は、「代替エネルギー」分野に関わる企業、つまり石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料に代わるエネルギーに関連するビジネスや低炭素技術に関するビジネスを行う国内外の企業の株式に実質的に投資する。同ファンドでは、ファンド・オブ・ファンズ形式で、英国拠点のブラックロック・インベストメント・マネジメント(UK)リミテッドが運用を行う「ブラックロック・グローバル・ファンズ・ニューエネルギー・ファンド(ルクセンブルグ籍証券投資法人)(以下、BGFニューエネルギー・ファンド)」に純資産総額の80%程度、大和投資信託自身で運用する「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」に純資産の20%程度を投資し、「BGFニューエネルギー・ファンド」が主に海外企業の株式に、「ダイワ・エネルギー・テクノロジー・マザーファンド」は日本企業の株式に投資し、国内外の「ニューエネルギー」関連の株式を組み入れることになる。

 世界の「ニューエネルギー」関連企業の株式を主な投資対象とする「BGFニューエネルギー・ファンド」は、2001年4月から運用を開始している。風力発電などの再生可能エネルギーや代替燃料、代替エネルギーの実用化技術を持つ企業など幅広い「ニューエネルギー」関連の企業に投資している。
 大和投資信託では、「ニューエネルギー」関連に注目したファンドとしては比較的長いトラックレコードを持つことや、純資産総額の規模が約35億ドルと大きい点を考慮し、投資対象としたという。組入銘柄では、比較的中小型の銘柄の組み入れが多くなっているという。投資対象の事業内容では、太陽光発電装置などの需給バランスが崩れるとの見方から「太陽光」関連の組み入れを抑える一方、風力発電に関連する企業の組み入れを多くしているという。ポートフォリオは70銘柄程度で構成されている。
提供:モーニングスター社
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